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LINE、シェアバイク「Mobike」と提携 18年上半期スタート「LINE」活用でシームレスに使える

LINEがシェアバイク事業大手の「Mobike」と業務提携。「LINE」を活用したサービスを18年上半期をめどにスタートする。

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 コミュニケーションアプリ「LINE」を展開するLINEは12月20日、中国発のシェアバイク事業「Mobike」を運営するモバイク日本法人との資本業務提携を発表した。アプリ「LINE」のユーザー基盤を生かし、アプリを通じた「Mobike」自転車のシームレスな検索や利用、モバイル決済サービス「LINE Pay」による支払いができる。2018年上半期をめどに順次サービスを開始する。


LINEがモバイク日本法人と業務提携。出澤剛社長とモバイク創業者のHu Weiwei氏が発表会を行った

 「Mobike」は16年4月に始まったサービス。スマホを活用した開錠・施錠システム「スマートロック」搭載とGPS内蔵のIoT(モノのインターネット)自転車が特徴。車両の位置情報をリアルタイムで把握しつつ、放置自転車や違法利用の防止ができることを強みにする。現在は200都市以上で展開し、日本では17年8月に札幌市内でスタート。登録者数は2億人以上、1日の利用回数は3000万回に上る。


IoT自転車で大きく成長している「Mobike」

 LINEの出澤剛社長は「テーマはLINE×モビリティ。スマホユーザーの移動を変える新事業」と話す。LINEがシェアリングサービスを展開するのは初めて。(1)誰でも利用可能な移動手段である、(2)日本の交通事情との親和性が高い、(3)20年の東京オリンピックに向けてインバウンド観光客の利用が見込まれる――などの理由から、日本においてもシェアバイク事業が成長すると見る。

 モバイクが自転車の提供・メンテナンス、アプリと業務システム開発を担当する。LINEはモバイク日本法人に対し、官公庁・自治体・企業などとのアライアンス促進のほか、取締役1人を派遣する。

 国内の自転車シェアリングはドコモグループの「ドコモ・バイクシェア」が先行。メルカリの「メルチャリ」やDMM.com「DMM sharebike(仮)」などIT企業の参入検討も相次いでいる。

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