職業別に好きなカレーの辛さを聞いたところ、「激辛」と答えた人の割合は「公務員」が最も高かった――企業向けデータベース運営のプラネットの調査でこんな結果が出た。「安定志向のイメージとは正反対の結果だ」という。
公務員の“激辛好き”の割合は10.8%。「会社員」(9.2%)、「自営業」(7.1%)、「自由業」(6.5%)、「会社経営者・役員」(4.9%)――と続いた。
では、「甘口」が好きな人が多いのは? 調査によると、トップは専業主婦・主夫(13.1%)。「男性に比べると女性は辛いカレーが苦手で、マイルドな味が好きな傾向がある。専業主夫よりも専業主婦が多いことを反映しているのでは」とみる。
2位以下は「パート・アルバイト」(11.8%)、「定年退職済みの人」(8.8%)、「会社員」(6.5%)、「無職」(6.4%)――という結果に。“甘口好き”の公務員は4.1%にとどまった。
好みの味に地域差も
地域ごとに好きなカレーの味が異なることも判明。関東地方では「ビーフカレー」の人気がトップだったが、北海道・甲信越地方では「ポークカレー」が1位。近畿・四国地方では「カツカレー」好きも多かった。
トッピングの人気にも地域差があり、関西以東では「ゆで卵」や「ナス」、関西以西では「生卵」が多くランクインしていた。
調査は2017年11月22日〜12月8日にかけて、調査会社インターワイヤードのリサーチシステム「DIMSDRIVE」を活用して実施。3898人のモニターから回答を得た。
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