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はれのひ、破産 負債総額最大11億円 社長が謝罪「一生の思い出台無しに」:社長がついに公の場に
振り袖販売・レンタル会社「はれのひ」が1月26日、横浜地裁から破産申請を受けた。負債総額は最大約10億円。債権者は約1600人。
成人の日に予告なく営業を中止し、振り袖を着られない新成人を続出させた振り袖販売・レンタル会社「はれのひ」が1月26日、横浜地裁から破産開始決定を受けた。
現時点での負債総額は約6億3500万円だが、顧客に対する債務が含まれていないため、最終的には約11億円に上る見込み。債権者は約1600人。
負債額・債権者の内訳は(1)金融機関12社に3億8000万円、(2)一般事業者270社に1億8000万円、(3)税金などの滞納が5500万円、(4)従業員に対する未払い賃金が約1800万円、(5)消費者1200〜1300人に約4億円――となっている。
振り袖は残っている
申立人代理人の吉田進一弁護士によると、“メルカリ転売説”も浮上した振り袖は「仮縫いのものも含めて1200着程度残っている」という。
ただ「管理の都合上、保管場所は言えない」(吉田弁護士)。今後顧客に対し、破産管財人の増田尚弁護士が代理送付を行っていくという。
会見では、篠崎洋一郎社長が事件後初めて公の場に姿を現し、「着物の転売はしていない。お嬢さま、ご家族さまの一生の思い出である成人式を台無しにしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。
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