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除草剤散布事件で「メロン全滅」農家、復活資金をクラウドファンディングで募集「前に向かって進む」

北海道のメロン農家「寺坂農園」が「Makuake」で資金の募集を始めた。同農園は昨年7月にメロン畑に何者かが侵入して除草剤を散布し、大打撃を受けていた。募集金額は計1600万円。

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 昨年7月にメロン畑に何者かが侵入して除草剤を散布し、8月収穫分のメロンが半分以下になるなど大打撃を受けた「寺坂農園」(北海道空知郡)がこのほど、クラウドファンディングサイト「Makuake」で事業立て直しに向けた資金の募集を始めた。

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寺坂農園の公式Webサイト

 同農園は売り上げが大幅に落ち込んだほか、枯れたメロンの廃棄処分費用で支出がかさみ、被害総額が計約947万円に上るなど資金繰りに苦労しているという。犯人はまだ逮捕されていないため、防犯設備も増強する必要があると判断し、クラウドファンディングに踏み切ったと説明している。

 募集金額は計1600万円。内訳は(1)給与など人件費が997万円、(2)メロン種、ビニールなど生産資材費が228万円、(3)防犯カメラや街灯の増設費用が73万円――など。

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「Makuake」上の支援ページ

 支援のコースは、(1)オリジナルポストカードを提供する3000円コース、(2)野菜ドレッシングを提供する7000円コース、(3)同農園産のメロンを提供する1万円コース――など約15種類(価格は全て税込)。

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支援コースの一例。復活したメロンがもらえる

 寺坂農園は「いつまでも犯罪被害者でいるのではなく、前に向かって歩み続けます」とコメントしている。

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