2015年7月27日以前の記事
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HISが格安スマホ市場参入か 「旅行」とセットの独自プランも「後日、会見で詳細明かす」

HISが格安SIM市場に参入すると一部が報道。旅行商品とセットにした独自色の強い料金プランを打ち出すという。日本通信と提携し、販売促進を担う新会社の設立も検討中という。

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 旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)が格安SIM市場に参入すると、一部報道機関が2月6日報じた。主力の旅行事業が伸び悩んでいるため、格安SIM事業を新たな収益の柱にする狙いがあるという。

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HISの公式Webサイト

 同日付の日本経済新聞によると、HISは事業開始に向け、MVNO(仮想移動体通信事業者)の日本通信と提携する予定。両社は料金設定や販売促進を担う共同出資会社の設立も検討中という。

 同紙によると、HISは自社の旅行商品や電力小売りサービスとセットにした独自色の強い料金プランを打ち出し、他社との差別化を図る方針。契約は店舗の窓口で受け付ける予定で、2月中にも都内の旗艦店で取り扱いを始める計画としている。

 HISはITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、「報道内容は当社から発表したものではない。日本通信と提携することは事実だが、これ以上は明かせない。2月15日に会見を開き、詳細を説明する予定」(広報室)と回答した。

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日本通信の公式Webサイト

生存競争は激化

 格安SIM市場では、Y!mobileやUQ mobileなど大手キャリア(携帯電話事業者)のサブブランドや、キャリア参入を発表した楽天のMVNO「楽天モバイル」などが高いシェアを占めている。

 残る企業の生存競争は激化していて、「FREETEL」ブランドを運営していたプラスワン・マーケティングは昨年12月に経営破たん。通信事業を楽天に譲渡している。

 生き残りに向け、ケイ・オプティコムが運営する「mineo」は“圧倒的ファンファースト”を掲げ、コミュニティサイト上でユーザーが運営側に新アイデアを提案できる仕組みを取り入れるなど独自路線を進む。LINE傘下のLINEモバイルは1月末にソフトバンクとの資本・業務提携を発表。各社がさまざまな取り組みを進めている。

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