ニュース
BATJ、紙巻きたばこ76銘柄を20〜40円値上げ 「ケント」「ラッキー・ストライク」など対象:「glo」は対象外(1/2 ページ)
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが値上げを発表。「ケント」など76銘柄を20〜40円程度値上げする。10月から施行されるたばこ税の増税を踏まえた。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)は8月20日、10月1日から紙巻きたばこ「ケント」シリーズなど76銘柄を20〜40円程度値上げする方針を明らかにした。10月から施行されるたばこ税の増税を踏まえたもので、8月17日付で財務大臣に認可申請を行ったという。
日本たばこ産業(JT)とフィリップ モリス ジャパンは既に値上げ申請を行ったことを発表済みで、大手3社の対応が出そろった。
対象となる紙巻きたばこは、「ケント・1・200・ボックス」(420円→450円)、「ダンヒル・ライト」(460円→500円)、「クール」(450円→480円)、「ラッキー・ストライク・ボックス」(460円→500円)――など。
「ラッキー・ストライク・エキスパート・カット」シリーズは値上げ対象外。また、加熱式たばこ「glo(グロー)」も、現時点では値上げ対象商品に含まれていない。
同社は「今後も、革新的技術の導入による付加価値の高い製品の開発やサービスの向上などに積極的に取り組んでまいります」としている。
新税制では、紙巻きたばこを2018年、20年、21年に1本当たり1円ずつ値上げするほか、加熱式たばこの税率を今後5年間で段階的に引き上げ、紙巻きたばこの7〜8割程度まで高めることが定められている。
関連記事
- 「アイコス」は紙巻きたばこより安全――フィリップモリスが強調する狙いとは
フィリップモリスが、紙巻きたばこから「アイコス(IQOS)」に切り替えると疾病リスクが下がるとの試験結果を発表。切り替えた人は、喫煙を続けても体内から発がん性物質などが減っていたという。結果はFDAに提出済みで、米国での販売許可獲得につなげる狙い。 - JT、たばこ150銘柄を10〜100円値上げ 「プルーム・テック」「メビウス」など対象
JTが10月1日から、たばこ150銘柄を10〜100円程度値上げする。増税を踏まえたもので、「プルーム・テック」や紙巻きたばこの「メビウス」などが対象となる。 - 「全面禁煙化」から1カ月 串カツ田中が得たもの、失ったもの
串カツ田中が全面禁煙化に踏み切ってから1カ月がたった。客層や売り上げにはどんな変化があったのか。運営元の串カツ田中ホールディングスが報告書を公開し、成果と課題点を明らかにした。 - 約半数の喫煙者が「禁煙の予定なし」 絶対にやめない理由は……?
喫煙者がたばこをやめない理由は?――プラネット調べ。 - 東京の愛煙家が集うベローチェとルノアール 受動喫煙防止条例への対応は?
2020年に東京都の受動喫煙防止条例が施行されると、東京を中心にチェーン展開するベローチェとルノアールは経営に大きな影響を受ける可能性がある。残り2年でどのような対策をとる予定なのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.