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ブラック企業大賞、19年は9社がノミネート セブンや電通など「受賞歴ある企業多くて虚しい」
ブラック企業大賞企画委員会が“今年1番のブラック企業”を決める「第8回ブラック企業大賞」の候補企業を発表した。
ブラック企業大賞企画委員会は12月13日、“今年1番のブラック企業”を決める「第8回ブラック企業大賞」の候補企業を発表した。ノミネートされたのは、残業代の未払い問題などで話題になったセブン-イレブン・ジャパン、多数の過労死被害者を出しておきながら再び労基署から是正申告を受けた電通など9社。「大賞」は12月23日に発表する。
ブラック企業大賞は、従業員に長時間労働を強いる、残業代を未払いにする、いじめやハラスメントがあるなど、労働環境に問題があった企業を、弁護士や大学教授、ジャーナリストなどからなる実行委員会が選出し、皮肉を込めて“賞”を贈る企画。
過去には、過労自殺が相次いだ三菱電機(2018年)、営業社員の左遷が問題視された「アリさんマークの引越社」(2017年)、新人女性社員の過労自殺で話題になった電通(2016年)などが大賞を受賞している。
今年ノミネートされたのは、KDDI、セブン-イレブン・ジャパン、電通、ロピア、長崎市、トヨタ自動車、三菱電機、吉本興業、楽天。セブン-イレブン・ジャパンや電通、三菱電機など、過去にもノミネートされた複数の企業が、再び候補に挙がっている。企画委員会は「選定作業をする中で、かつて受賞した企業の名前が出てくると虚しいものを感じる」とコメントしている。
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