進化する物流ビジネス最前線 〜変革なくして勝利なし〜

いかに発注から納品までのリードタイムを短くするか、どうやって運搬コストを下げるか、海外に新たな流通網をどのように構築するか――。 メーカーや小売、運輸業を中心に、以前から日本企業の「物流改革」に対するあくなき挑戦は続いている。 特に昨今その取り組みがいっそう加速しているというのだ。 理由はビジネスの競争相手が国内の同業他社だけにとどまらず、異業種、さらには海外企業にまで広がっているからである。 そうした中で競合に勝つためには、物流における各段階の作業工程をさらに効率化し、より早く顧客に物品を届ける仕組み作りが不可欠だ。 この物流の変革こそが顧客の満足度を高め、企業の競争力アップに直結するのである。

新着記事

ご一緒に“おでん”いかがですか 2:

ローソンと佐川急便が組んで配達と同時にコンビニの買い物もできるサービス「SGローソン」を立ち上げた。少子高齢化による買い物難民や過疎化が現実のものとなった今、昔ながらの“御用聞きスタイル”は定着するか。

(2015年7月2日)
売り上げ倍増へ:

ポカリスエットやオロナミンC、ボンカレーなど、大塚ホールディングスの多種多様な商品を全国の消費者に届けるべく、その物流業務全般を担うのが、グループ会社の大塚倉庫だ。近い将来、現状の倍となる売上高1000億円を狙う同社が推進する事業改革に迫った。

(2015年6月11日)
進化する物流ビジネス最前線:

法人向けにオフィス用品などを通信販売する事業からスタートし、今では一般消費者にもネット通販サービスでさまざまな商品を提供するアスクル。何と言っても同社の強みは「物流スピード」だ。その裏側をお伝えする。

(2015年5月13日)
進化する物流ビジネス最前線:

女性向けファッション通販サイト「MAGASEEK」などを展開するマガシークでは、会社設立以来、物流倉庫における大小さまざまなな改善活動に取り組んできた。現在は1日で約8000点の商品を出荷しているが、その数はまだ増え続けていくという……。

(2015年4月27日)
進化する物流ビジネス最前線:

ヤマト運輸や佐川急便など大手宅配企業の隙間を突いたビジネスモデルで業績を伸ばしているベンチャーがある。自転車を使った宅配サービスを提供するエコ配だ。

(2015年4月17日)
水曜インタビュー劇場(物流公演):

佐川急便は2014年の春から、ビッグデータを本格的に稼働させている。特に「品質」と「実績」に注目しているというが、どういう意味なのか。IT部門を担当している部長に話を聞いたところ……数年後の姿が見えてきた!?

(2015年4月15日)
半径500メートルの商売:

コンビニ大手のローソンが、佐川急便を傘下に持つSGホールディングスと合弁会社を設立し、宅配事業に乗り出す。ローソンの店舗でサービスを展開し、半径500メートルの消費者を囲い込む。

(2015年4月8日)
特集・進化する物流ビジネス最前線:

日本全国、翌日に荷物を送れる。通販で食品を買えば冷凍・冷蔵便で希望の日時に到着する……日本人にとっていまや当たり前になったサービス・宅急便はどのように進化してきたのか? 宅配業界1位のヤマト運輸に取材した。

(2015年4月2日)
新特集・進化する物流ビジネス最前線:

ネット通販の普及によって宅配便の取り扱い個数が急増。併せて顧客サービスの拡充にも取り組んできた宅配企業は今、現場が限界を迎えつつある……。

(2015年4月1日)

関連記事

ヤマトホールディングスが2015年3月期通期の連結決算を発表。料金改定の効果などもあり営業収益は1.6%増だった。

(2015年4月30日)
杉山淳一の時事日想:

台風18号が起こした土砂崩れで、東海道本線の一部が10日間にわたって不通となった。旅客輸送は振り替え輸送で対応できたが、貨物輸送は極めて厳しい事態になり、大きな課題を残した。筆者が提案する解決策は「東海道本線の二重化」。その理由は……。

(2014年10月17日)

「やると言ったら絶対にやる男」。ともに汗を流した同僚たちはそう口を揃える。36歳になってから、全く畑違いの物流の世界へと飛び込んだ元エリート銀行マン。文具・オフィス家具メーカーの流通部門で改革を進め、世界初と言われる試みにも成功した。胸にたぎる情熱は若い頃のまま。「最高の仕事を成し遂げて、感激の涙を流したい――」

(2009年5月13日)
杉山淳一の時事日想:

鉄道は貨物を大量に効率よく輸送できる。同じ量をトラックで運ぶより、人手も少なく、環境に優しく、エネルギー効率も良い。しかし、鉄道貨物の輸送転換はなかなか進まない。その理由は……。

(2013年5月17日)
これからの働き方、新時代のリーダー:

「ITを使って、日本の魚食文化を活性化する。もっとおいしい魚を食べてほしい」――鮮魚流通ベンチャー、八面六臂(はちめんろっぴ)の松田雅也社長の思いだ。

(2014年3月20日)

熾烈なシェア争いを繰り広げるアサヒビールとキリンビールとが共同物流部門の取り組みを開始するという。同業での共同物流や共同購買は、資本関係がなければ簡単には進まないという立場を取ってきたので、この組み合わせは意外だった。この変化は環境経営に新たな機会をもたらすことになるだろう。

(2011年7月19日)