オートデスク,XML対応でビジネスプロセス改革を実現する「AutoCad 2002」を発表
| 【国内記事】 | 2001.07.26 |
建築設計分野などにおいて文書デザイン関連のソフトウェアを提供するオートデスクは7月26日,都内のホテルで記者発表会を行い,設計文書などのデザインワークツールであるAutoCadの最新バージョンで,設計データの流通および統合,Webを利用したチームコラボレーションを可能にする「AutoCad 2002」を発表した。また,同製品をベースにした各種製品群も併せて発表している。
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| 発表された「AutoCad 2002」 |
同社の志賀徹也社長は,「設計文書などのデジタルデザインデータは,社内の業務プロセス全体の中でごく一部だが,企業の持つ最も価値のある資産。AutoCad 2002と製品ファミリーを利用すれば,デジタルデザインデータを適切なバリューチェーン上に流し,顧客サービスの改善や業務の合理化を図ることができる」と話す。
同社によれば,デザイン情報市場で必要とされるソフトウェアは,デザインコンテンツ作成ツール,情報の管理や配布を行うツール,ポータルサービスや外部パートナーを含めた市場とコラボレーションするためのツール,という3つに大きく分類できるという。
つまり,設計および開発から始まり,調達,施行および製造,流通,販売,サポートメンテナンスというプロセスの中で,デジタルデザインデータはそれぞれの組織を渡り歩くものという考え方が基になっている。このデータをいかに素早く正確に,自動的に流せるようにするか,また建築現場の携帯端末など,多彩なデバイスからでもアクセスできるか,がテーマになっており,それを実現するプラットフォームとなる製品が「AutoCad 2002」だという。また,データを交換するために,デザインデータは同社の技術によって実現するというXMLフォーマット「DesignXML」に変換される。
XMLスキーマを利用すること以外で,AutoCad 2002の具体的な機能で中心となるのは,CAD図面の標準管理だ。CAD管理者は,標準に準拠しない図面をチェックし,図面の標準化を推進できる。また,Webに対応しているため,設計チームが分散していても,標準仕様をWebサイトに配置することで,メンバーは簡単にそれを参照できることも利点としている。
今回の発表では,プラットフォームとなるAutoCad 2002上に載る形でさまざまな製品ファミリーもリリースされている。建築や土木,GISといったインダストリーセグメント毎に利用する「Autodesk Mechanical Desktop 6」「AutoCad Mechanical 6」「Autodesk Architectural Desktop 3.3」「Autodesk Map 5」の4製品。
加えて,ユーザー登録をすることで,欲しい情報の選択を容易にし,設計やデザインといった本来業務にユーザーが専念できるサービスを提供する「Autodesk Point A」も紹介された。
さらに,サブツールとして,チーム設計の環境でデザイン情報の共有を実現する「AutoCad LT 2002」や,モーバイルやワイヤレス端末から,社内の設計文書などにアクセスできるようにするためのツール「Autodesk OnSiteView」も発表されている。
AutoCad 2002,AutoCad LT 2002はオープン価格で9月10日の発売を予定している。また,AutoCad Mechanical 6は69万8000円で9月,Autodesk Mechanical Desktop 6は96万円でこちらも9月の発売を予定している。
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[怒賀新也 ,ITmedia]

