ロータス,環境情報管理ソリューション「Net Ecology」を発表

【国内記事】 2001.10.03

 ロータスは10月3日,Lotus Dominoをベースとした統合環境情報管理ソリューション「Net Ecology」(ネットエコロジー)の出荷を10月4日から開始することを発表した。

 Net Ecologyは,ISOの環境規格「ISO14001」認証取得のための文書管理をはじめ,企業活動におけるエネルギーや化学物質の使用量などの環境データを収集管理するためのシステム。「Net Ecology ISO文書管理」と「Net Ecology 環境パフォーマンス収集管理」がラインアップされている。

 Net Ecology ISO文書管理システムを利用すると,ISO14001に関する規定や作業手順書の作成,配布,各種環境記録の作成および保管を効率化できる。内部監査の支援機能が装備されており,内部監査の年間計画の作成,実施の通知,監査結果の報告,そして是正措置の確認までの一連の運用をサポートする。

 また,このサービスは,IBMのワールドワイドでの統合認証の実績をベースとするため,複数拠点の認証を一括して取得する統合認証にも利用できる。さらに,各規定の要求事項を反映させることで,ISO9001,QS9000,OHSASなどにも対応できるという。

 一方のNet Ecology 環境パフォーマンス収集管理システムは,ISO14001の認証を取得した三洋電機セミコンダクターカンパニー,日本アイ・ビー・エム野洲事業所の環境管理現場のノウハウを反映して開発された製品。エネルギー,ガス,排出物,化学物質といった環境負荷物質の目標設定や月ごとの状況把握,進捗管理に対応する。集計作業を計画的に進めるため,締切メール,督促メールを自動送信する機能や,過去データの改ざん防止機能も搭載されている。

 価格は,ISO文書管理が300万円から,環境パフォーマンス収集管理が600万円から。

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