日本IBM,音声でWebにアクセスできる「WebSphere Voice Server V2.0」を発表
| 【国内記事】 | 2001.10.30 |
日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は10月30日,音声によりWebアプリケーションを利用可能にする新しいソフトウェア製品「WebSphere Voice Server V2.0」の出荷を2002年2月より開始する予定であることを発表した。
WebSphere Voice Serverは,IBMの音声認識技術搭載ソフトウェア製品である「ViaVoice」のテクノロジーを利用したWeb対応の音声応答ソリューションを実現するためのソフトウェアプラットフォーム製品。JavaやVoiceXML(the Voice eXtensible Markup Language)などの業界標準技術を活用して,固定電話や携帯電話などから入力される音声により利用可能なWeb対応ソリューション構築を実現する。
最新バージョンでは,英語(米/英),フランス語,ドイツ語に加え,日本語,中国語(繁体/簡体),イタリア語,スペイン語の9つの言語をサポートしている。
また,電話との接続にシスコシステムズのVoIP(Voice over IP)用ゲートウェイに加え,ダイアロジックの音声処理ボードをサポート。WebSphere Voice Serverを導入するサーバに,音声認識・音声合成用ボードを搭載することで,エンドユーザーからの電話を直接システムに取り込むことが可能になる。
さらに,IVR(Interactive Voice Response:自動応答用コンピューターシステム)である「WebSphere Voice Response」を提供。従来,「Direct Talk」と呼ばれていた同製品を利用することで,音声データをWebSphere Voice Serverに転送し,音声認識や音声合成処理を行うことができるという。ただし現状では,WebSphere Voice Responseは日本語環境をサポートしていない。
WebSphere Voice Serverを利用することで,電話によるデータ検索やアプリケーションを操作することが可能な仕組みを実現でき,テレフォンバンキングや電話による証券取引,企業の受発注システムなど,への展開が可能という。また,電話から利用可能なボイスポータルサイトの構築や,企業のコールセンターなどのCTI(Computer Telephony Integration)システムに付加価値を提供するCRMソリューションを実現することが可能になる。
同社ではさらに,コンテンツの形式自動変換機能を提供する「WebSphere Transcoding Publisher」や,セキュリティ管理・パーソナライゼーション機能を提供する「WebSphere EveryPlace Server」などのWebSphereファミリー製品と組み合わせることで,各社の携帯電話やPDAなどに対応した音声ソリューションが短期間,低コストで実現できるとしている。
WebSphere Voice Server製品は,VoiceXML文書の作成/編集ツールの「WebSphere Voice Toolkit」,PC上でVoiceXMLを模擬実行するツール「WebSphere Voice Server SDK」,Webアプリケーション構築のためのプラットフォームとなる「WebSphere Application Server,Advanced Edition 4.0」,Webアプリケーション開発環境の「WebSphere Studio 4.0 Entry Edition」で構成される。
使用料金は,一言語のサポートと基本ライセンスのセットが289万5900円より。
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[山下竜大 ,ITmedia]
