顧客満足度およびロイヤルティを向上するATGの新製品「ATG Dynamo 5.5」
| 【国内記事】 | 2001.11.19 |
アートテクノロジーグループ(ATG)は先週,パートナーおよびユーザー向けそれぞれに,同社のe-ビジネスプラットフォームの最新バージョン「ATG Dynamo 5.5」を紹介するセミナーを開催した。
ATG Dynamo 5.5は,シナリオベースのパーソナライズされたCRMソリューションの実現により,顧客満足度およびロイヤルティを向上できるe-ビジネスプラットフォーム製品。最新バージョンでは,ATG Dynamo 5.5の中核となるJ2EE準拠のアプリケーションサーバ「ATG Dynamo Application Server」およびビジネスモデルをGUIで容易に構築可能な「ATG Dynamo Scenario Server」の機能が強化されている。
また,アーキテクチャも一新。新製品として,J2EE準拠のアプリケーションサーバ上で稼動する新しいインテグレーション製品の「ATG Dynamo e-Business Platform」,EIP(企業情報ポータル)機能を強化したポータル製品の「ATG Dynamo Enterprise Portal Suite」,B2BとB2Cそれぞれに対応したコマース製品の「ATG Enterprise Commerce Suite」および「ATG Consumer Commerce Suite」の3種類4製品が新たに提供される。
ATG Dynamo 5.5を利用することで,これまで以上に柔軟かつ迅速なe-ビジネスプラットフォームの構築が可能という。
ATG Dynamo e-Business Platformは,アプリケーションサーバと,ポータルおよびこーマース製品を連携するためのインテグレーション製品。アプリケーションサーバには,ATG Dynamo Application Serverだけでなく,IBMの「WebSphere」およびBEAシステムズの「WebLogic」が利用できる。
また,ティブコからOEM供給されるバス技術を利用したオプション製品である「ATG Dynamo Application Integrator」および「ATG Dynamo Business Integrator」を利用することで,SAPやピープルソフト,シーベル,クラリファイ,J.D.エドワーズ,Lotus Notes/Dominoを,ATG Dynamo環境と統合することが可能になる。
そのATG Dynamo e-Business Platform上で稼動するコマース環境では,商品の受発注や顧客管理など基本的なコマース機能を提供するATG Consumer Commerce Suiteと,同製品にさらにB2B向けの顧客プロファイルや承認ワークフロー,より複雑な受発注機能などを搭載したATG Dynamo Enterprise Commerce Suiteを提供。両製品ともに,ATG Dynamo e-Business Platformを経由して,企業内外の既存システムとシームレスに統合することも可能だ。
同じくATG Dynamo e-Business Platform上で稼動するポータル環境は,新しいアーキテクチャである「ATG Portal Applicationフレームワーク」を採用。最大の特徴は,ATGのパートナー企業が,例えば天気予報や株価,カレンダーやスケジュールなどのPIMなどのコンテンツを,「ギア」(Gear)と呼ばれるATG Dynamo Enterprise Portal Suiteで利用可能なコンテンツとして,Javaで自由に開発できることだ。これにより,Webブラウザ上でギアを自由に組み合わせ,柔軟なEIP環境を実現することが可能になる。
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| ビジネスマネジャー自身がビジネスモデルを自由に構築できる「ATG Dynamo Scenario Server」のGUI環境 |
これらの新機能は,すべてATG Dynamo Scenario Serverよりコントロールが可能。例えば,コマース機能と連携することで,Webサイトに登録後3カ月以上利用のない顧客に,新しいプロモーションを提供し,その旨をメールで伝えることで販売促進の一環としたり,ポータル機能と組み合わせることで,アンケート用ギアの回答に基づいた個別情報を提供したりするビジネスモデルを,GUIを利用して,システム担当者でなく,ビジネスマネジャー自身が容易に設計し,実行することができる。
ビジネスルールの変更時には,システムを停止する必要は無く,オンライン状態での変更が可能という。
日本語の利用が可能なATG Dynamo 5.5の英語版は,既に10月10日より国内でも出荷を開始,表示項目やヘルプ,マニュアルなども含めた完全な日本語版のリリースは2002年3月ごろを予定している。ATG Dynamo 5.5の価格は,基本構成価格で1700万円程度になる。
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[山下竜大 ,ITmedia]

