オートデスク,2Dと3Dを統合したCAD製品「Inventor Series」を発表

【国内記事】2002.01.30

 建築設計,製造,通信分野などに設計ソフトを提供するオートデスクは1月30日,製造分野向け3D設計ツール「Autodesk Inventor 5.3」と,2Dと3Dを融合するモデリングツール「Autodesk Mechanical Desktop 6」を統合したCAD製品「Autodesk Inventor Series」(AIS)を3月上旬に発売することを明らかにした。

 AISは,同社の既存製品AutoCADなどを利用する2D設計ユーザーを,無理なく3次元の世界へと移行させることを目的とした製品。2Dと3Dのいずれにも対応しているため,3D設計志向ユーザーだけでなく,3D/2D融合設計ユーザーや2Dに固執するユーザーのいずれもが,既存の資産を維持しながら,統合的な設計環境を利用できるという。

 パッケージは,Inventor 5.3,Mechanical Desktop 6,ラーニング・リソースの3枚のCDで構成される。ラーニング・リソースは,AISの概要や,モジュールの使い方,3Dモデリングの基礎,2Dデータの3Dでの活用法,3Dで設計するメリットなどを説明しているという。

 3DツールのInventor 5.3の特徴は,ACIS7.0ベースの新カーネル「Autodesk ShapeManager」を採用していること。これにより,設計モデルの編集,保存,グラフィック,アセンブリ解析などの作業を従来に比べ大幅に高速化できる。

 同社のデータによれば,Inventor 4では4分30秒かかっていた処理が,新カーネルAutodesk ShapeManagerベースのInventor 5.3では,24秒で終了するという。

 AISの価格は84万円,ソフトウェアメンテナンスプログラム(SMP)は年間12万円となっている。Inventorの単体価格は98万円,Mechanical Desktopは96万円となる。

 また,既存製品からのアップグレード価格も提供する。Mechanical Desktop 6ユーザーは15万円,Mechanical Desktop 5.5PPユーザーは30万円,AutoCADおよびAutoCAD Mechanicalからは45万円となる。

 なお,1月30日から4月末まで,期間限定のアップグレードキャンペーンが行われる。キャンペーンでは,Mechanical Desktop 6および4/5のユーザーはいずれも12万円,AutoCAD/AutoCAD Mechanicalユーザーは27万円で,AISへアップグレードできるという。

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[怒賀新也 ,ITmedia]