RSA Conference 2002 Japanのプログラムが決定

【国内記事】2002.4.09

 セキュリティをテーマとしたカンファレンス&展示会としては,日本ではおそらく最大規模となるイベント「RSA Conference 2002 Japan」が,5月29日,30日にかけて,東京・赤坂プリンスホテルにて開催される。

 RSA Conferenceは,北米では開催11回を数える,セキュリティに関する世界最大規模のイベントだ。今年2月にサンノゼで開催されたRSA Conference 2002では,来場者数は1万1000人以上,出展企業数は200社を超えた。2000年以降はヨーロッパ,シンガポールなどでも開催されてきたが,今年ようやく,日本に上陸することとなった。

 主催はRSA Conference 2002 Japan実行委員会で,キースリーメディア・イベントが運営を担当する。またRSAセキュリティが特別協賛となるが,ベンダー色の少ない,レベルの高いカンファレンスが用意されることとなった。同時に,セキュリティ関連製品の展示会も併設される。

 開催に先立つ4月9日には,RSA Conference 2002 Japan実行委員会が,イベントの概要について説明を行った。 委員長の安延申氏は,日本でもようやく,こうしたセキュリティ関連のイベントを開催できる素地が整ってきたと述べている。

 注目のキーノートには,米RSAセキュリティのチェアマンを務めるジム・ビゾス氏のほか,ITAA(Information Technology Association of America)会長のハリス・ミラー氏,ICANNアジア/太平洋地域理事を務める加藤幹之氏らが登場する。

 クラストラックセッション数は総計48。これらは大きく9つのトラックに分けられており,中には,情報セキュリティに不可欠な暗号技術のほか,現在大きな課題とされている「ネットワーク脅威とセキュリティ対策」や「企業情報危機管理とセキュリティ・ポリシー」,タイミング的には最も注目される「電子政府とポリシー」などが含まれる。いずれも,最前線でセキュリティに取り組む研究者,専門家によるセッションが用意された。また,ブロードバンド接続やワイヤレスが普及しつつある日本ならではのトピックとして,「ブロードバンド/ユビキタス時代のセキュリティ」も設けられている。

 注目すべきセッションとしては,「RSA」公開鍵暗号の発明者の一人であるアディ・シャミア氏による「最新暗号解読技術」(仮題),カウンターペイン・インターネット・セキュリティの創設者兼CTO――暗号専門家としてのほうが名高いかもしれない――ブルース・シュナイア氏の「弾力性のあるセキュリティ―現在の取り組み」などが挙げられるだろう。

 詳細はRSA Conference 2002 JapanのWebサイトで紹介されており,事前登録も可能だ。

 ちなみに,RSA Conference 2002 Japanでも,2月のRSA Conference 2002と同様,「スコットランドのクイーン・メアリ」がメインキャラクター(?)となっている。

 16世紀のイギリスでエリザベスI世と権力闘争を繰り広げたクイーン・メアリは,最終的に処刑という運命をたどることとなったのだが,その証拠となったのが,クイーン・メアリが支持者との間でやり取りしていた「暗号化された書簡」だった。この中にはエリザベスI世の暗殺計画が記されていたのだが,エリザベスI世側はこの内容をほぼ解読していたのだという。暗号を巡る1つの興味深いエピソードではあるが,よもや彼女も400年後に,こういう形で取り上げられようとは思いもよらなかっただろう。

RSA Conference 2002 Japan開催概要

会期:2002年5月29日,30日

会場:赤坂プリンスホテル

主催:RSA Conference 2002 Japan実行委員会

運営:キースリーメディア・イベント

Web :www.rsaconference.com (JAPANをクリック)
もしくは www.key3media.co.jp/rsa2002/

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