VA Linux,オープンソース開発者向けポータル「SourceForge.jp」を正式スタート

【国内記事】2002.4.17

 VA Linux SystemsジャパンのOSDN事業部であるOSDNジャパンは4月17日, 米OSDNが運用しているオープンソース開発者向けポータルサイト「OSDN」(Open Source Development Network)の運営サイトの1つ「SourceForge.net」の日本版「SourceForge.jp」の運用を,4月19日から正式に開始することを発表した。

 米OSDNが運営しているSourceForge.netは,オープンソースソフトウェア開発のために必要な,ツール,リソース,機能を統合的に利用できる環境を提供する開発者向けサイト。現在 3万7000以上のオープンソース開発プロジェクトと39万4000人以上の開発者が,参加しているという。

 SourceForge.netは,Linuxカーネルの機能やドライバをはじめ,さまざまなプロジェクトが運営されている。例えば,Python,Tcl/TKなどのプログラミング言語やMySQL, Firebirdなどのデータベースエンジンとミドルウェア,GUI環境,デスクトップアプリケーション,サーバアプリケーション,PDAツール,CRMシステム,e-コマースエンジンなどのソフトウェア開発が行われている。

 SourceForge.jpは,SourceForge.netで利用できる全ての機能を日本語で利用可能にしたバイリンガルな開発システム。これにより,日本語での開発を進めたい開発者の要望に応えることをはじめ,日本国内のソフトウェア産業育成や協業体制の促進,ソフトウェア開発者の育成など,インキュベータ的役割も担うという。

 また,国内企業が持つソフトウェア資産のオープンソース化を推進する場所として活用することで,コミュニティと企業の協調体制を促進することも目標の1つ。さらにSourceForge.netとの情報共有により,日本発のソフトウェアを世界に発信し,ソフトウェア市場における日本の位置付けを向上させる活動にも注力していくとしている。

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