| エンタープライズ:トピックス | 2002年5月20日更新 |
日本IBM,「DB2 Day」でWebサービス時代のDB2 V8をプレビューへ
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| DB2 Dayで基調講演を行う安田氏 |
30年前,シリコンバレーのIBMアルマデン研究所で産声を上げたリレーショナルデータベースは,現代のデータベース管理ソフトのメインストリームとなっている。その本家とも言うべきDB2には「30年に及ぶイノベーションの歴史がある」と米IBMのソフトウェアグループでDB2を統括するジャネット・ペルナGMは強調する。
1980年代の「R Star」(分散データベース機能),1995年の「Starburst」(マルチメディア対応),1999年の「Garlic」(データアグリゲーション機能),そして現在開発中の「Xperanto」(XML対応で情報統合)へと進化の足跡は続く。
データ管理の基盤として,性能,拡張性,可用性,そしてセキュリティはもちろんだが,マルチメディアへの対応やデータアグリゲーション機能を強化しているのはDB2の大きな特徴といえる。さらに開発中のXperantoは,他社に先駆けてXMLやWebサービスへの対応を図るもので,「ビジネスインテリジェンス」や「コンテントマネジメント」といったこれまでのソリューションに,e-businessで不可欠な「インフォメーションインテグレーション」を追加するものだ。
DB2 Day 2002でも,基調講演のあとに続くブレークアウトセッションではコンテントマネジメントとビジネスインテリジェンスのトラックが用意されるほか,Xperantoの幾つかの機能が盛り込まれて今年後半に登場するDB2 V8のプレビューも行われる予定だ。
XperantoのWebサービス機能を利用すれば,DB2のテーブルやストアードプロシージャ,あるいはXMLがWebサービスとしてインターネット上に切り出され,SOAPによってアクセスできる。さらに進化したインフォメーションインテグレーション機能を生かせば,さまざまなWebサービスから得られる情報をDB2を介して統合して見せることもできる。
「ワールドワイドで“打倒オラクル”を掲げているが,単にOracleをDB2にリプレースしただけでは何も変わらない。われわれは次世代e-businessの核となるインフラとしてDB2を位置付けており,Webサービスまで視野に入れている」と安田氏は話す。
BBで大阪,名古屋も結ぶ
今回のDB2 Day 2002カンファレンスは,東京・箱崎事業所だけでなく,大阪と名古屋の事業所にも会場が設けられ,IBM BB Accessによって相互に結ばれる。IBM BB Accessとは,ブロードバンドによって顧客やパートナーらとのコミュニケーションを密にし,B2Bマーケティングにつなげていく戦略や施策の総称。マーケティングを統括する堀田一芙常務は,「顧客を引き付けるキーは“経験”やそれに基づく“クチコミ”。それをブロードバンドネットワークで加速したい」と話す。
既に箱崎事業所で顧客が訪れるスペースはさまざまなブロードバンドインフラが導入され,e-ビジネスソリューションを実際に体験できるようになっている。
DB2 Day 2002では,東京会場からの一方向ではなく,大阪会場と名古屋会場からも目玉となるセッションを中継し,質疑応答もできるようにする。
また,これは東京会場のみだが,参加者は「DB2 アドバイザー」の認定試験を無料で受験できるという。DB2 アドバイザーは,3月に「DB2 グローバルマスター」としてリニューアルされた技術者認定制度のエントリークラス認定で,RDBの基本概念やDB2の基本概念,構成,機能とSQLの基本知識などが必要とされる。随時受験でき,合格すればその場で認定証も発行されるという。
なお,DB2 Day 2002は5月29日,日本IBMの箱崎,大阪,名古屋の各事業所で開催される。
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[浅井英二 ,ITmedia]

