エンタープライズ:トピックス 2002年6月18日更新

ロータスとサイボウズ、グループウェアで提携へ

 ロータスとサイボウズは6月18日、都内で行われた「Lotus Forum 2002」カンファレンスで業務提携を明らかにした。大企業で顧客を獲得しているロータスと、企業の部門や中堅以下の企業に支持されているサイボウズが、その主力製品において連携を図り、互いの強みを生かすのが狙い。

 基調講演でステージに引き上げられたサイボウズの高須賀宣社長は、「サイボウズをカスタマイズできないか、サイボウズとほかの業務アプリケーションと組み合わせられないか、といった顧客の声がわれわれに寄せられている。Notes/Dominoと連携を図ることで、サッカー日本代表チームのように、日本の働く人たちに元気を与えたい」と話した。

「東証2部上場以上のビッグなニュース」と話すサイボウズの高須賀社長

 具体的には、第4四半期に予定されているNotes/Domino 6の出荷を待って、サイボウズがデータ連携機能を同社の大規模向けスケジューラーソフト「サイボウズ ガルーン」に追加する。昨年11月に発表されたガルーンは、複数のサーバ間でデータ連携を図ることで、1000人単位でユーザー数の増加に対応できる大企業向けの製品。ちなみに、通常のサイボウズでは、1サーバでサポートできるユーザー数は300人までだという。

 連携機能によって、例えば、サイボウズ ガルーンで入力したスケジューラー情報はNotes/Dominoに反映され、逆にNotes/Dominoで更新された情報はサイボウズにも反映される。サイボウズのトップページにスケジュールの更新通知を行う機能も容易されるという。

 また、Notes/Dominoでつくられた顧客管理データベースの情報をスケジューラーに利用したり、訪問予定をサイボウズで入力し、その記録をNotes/Dominoの顧客管理データベースに反映していくこともできるようになる。

 今のところ、Notes/Domino 6とサイボウズ ガルーンのデータ連携は、HTTP経由となるが、近い将来はXMLやWebベースを介して行うようになるという。

 サイボウズでは、サイボウズ ガルーンをダウンロードではなく、ビジネスパートナー経由で販売することを決めており、ロータスのビジネスパートナーがこれを販売することになる。サイボウズでは販路が拡大し、ロータスとしてもこれまでリーチが難しかった中堅以下の企業にNotes/Dominoを売り込むことができるようになる。

 サイボウズの高須賀氏は、「われわれは、働く人たちの生産性を高めるソフトウェアを開発している。サイボウズだけで閉じた世界ではなく、既にNotes/Dominoを導入している企業にもスケジューラーとして選択してもらい、その一翼を担っていきたい」と話した。

 サイボウズはリリースからわずか5年で、1万3000社1万7000部門に導入され、既に100万ユーザーを超えたという。

[浅井英二 ,ITmedia]



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