エンタープライズ:ニュース 2002/07/11 20:32:00 更新


国内初、電通PRが広報業務支援のASPサービスを開始

電通パブリックリレーションズは7月11日、企業や団体の広報業務を支援するASPサービス「ePR Navigator」を発表した。取材対応履歴や記者発表会、報道用資料、メディアの掲載情報など、基本的な広報業務に必要な情報を一元的に管理・共有できるという。

 電通パブリックリレーションズは7月11日、企業や団体の広報業務を支援するASPサービス「ePR Navigator」(イーピーアール・ナビゲーター)を7月15日から販売することを明らかにした。広報業務を支援向けにデザインされたソフトウェアは国内で初めてという。

 企業の広報業務は、定型化しにくいため、人手と紙に頼るケースが多い。そのため、情報の共有が難しく、知識やノウハウも担当者個人に属し、資産化することが難しいといわれている。

 ePR Navigatorでは、取材対応履歴や記者発表会、報道用資料、メディアの掲載情報など、基本的な広報業務に必要な情報を一元的に管理・共有することで、業務の効率化が図れ、また戦略的な広報業務への余力を生むこともできるという。

 特に、記者発表会、報道用資料、取材、掲載記事といった一連の情報を相互に関連付ける機能はユニークで、一連の広報活動によってメディアに対してどのようなメッセージが伝わったのか、あるいは伝えられなかったのかを分析する作業にも役立つ。

 また、入力した情報をカレンダー形式で時系列に一覧表示できるスケジュール管理機能も備えており、拠点ごとに広報部門が分散していても、広報業務の全体像を把握することができるという。

 既にオムロン、カルビー、セイコーエプソン、トミーなどが早期導入しているほか、大正製薬も採用を決めているという。

 仕入先が食品衛生法上認められていない物質で香料を製造・出荷した件で、先ごろ商品を自主回収したカルビーは、その際、広報への問い合わせが急増した経験から、急きょePR Navigatorの採用を決めたという。

 ePR Navigatorは、初期コストを抑えながら短期間で導入できるよう、ASPの形態でサービスされる。128ビットのSSLで暗号化されるほか、IPアドレスによってフィルタリングされるため、セキュリティ上の不安もないという。価格は、導入費用が155万円から、月額利用料は12万円からとなっている。

 なお、電通PRでは、顧客企業が導入しているスケジューラーとの連携や、さまざまな企業が行っているクリッピングサービスとの連携も図れるよう機能強化していくという。ちなみに同社も昨年7月から国内IT系ニュースサイトの記事からキーワードに合致したものをメールで配信するサービス「iClip」を開始している。

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[浅井英二,ITmedia]