| エンタープライズ:ニュース | 2002/07/31 19:43:00 更新 |

エンドユーザーの立場でR/3をパフォーマンス監視、日本キャンドルが新製品
日本キャンドルが、エンドユーザーの視点でSAP R/3のパフォーマンスを監視する新製品「CandleNet ETEWatch for R/3」を9月より出荷する。
日本キャンドルが、エンドユーザーの視点でSAP R/3のパフォーマンスを監視する新製品「CandleNet ETEWatch for R/3」を9月より出荷する。8月中に正式発表される見込み。
CandleNet ETEWatch for R/3は、クライアントPC上に小さなエージェントを配備することで、部門および個人といった切り口で、R/3のパフォーマンスを測定するためのツール。同社のWebサイトパフォーマンス測定ツール「eBA(e-Business Assurance)ServiceMonitor」の技術をベースとして開発された製品で、SAPのポータルソリューション「mySAP エンタープライズポータル」には、eBAで対応する。
米キャンドルのジョン・コーゲル副社長は、「デスクトップサイドから監視することで、エンドユーザーが体感する真のレスポンスタイムが分かる」と話す。
こうしたエージェントを利用すれば、ボトルネックがエージェントの発生させるトラフィックそのものになる危険性もあるが、新製品はそれを回避する仕組みも搭載する。
エージェントは、R/3が正常に稼動している場合、操作ログをクライアントPCに蓄積しておき、夜間など、R/3があまり使われないときにまとめてログデータをメインシステム側に送信。その際も、データを圧縮して送信し、システム側で解凍する処理がなされる。また、あらかじめ設定しておく異常条件を検知したときに、瞬時にアラートをシステム側に送ることで、システム異常の早期発見を促すことも可能だ。
システム側には、コグノスのOEMによる分析機能を搭載。システム異常が発生するパターンをキューブ化しておくことで、システム異常を事前に検知することも期待できる。
さらに、このエージェントは、ユーザーのR/3操作方法を記録できるため、この機能を活用すれば、「うまくR/3を使っている人の操作方法を全社で共有できる」(コーゲル氏)。
短期導入も可能だ。日本キャンドルが、日本市場での本格展開に当たり、パートナー企業の環境で実証実験を行ったところ、システムをインストールしてから、わずか15分後には、エージェントがレポートを吐き出してきたという。
米キャンドルは、Lotus Notes、PeopleSoft、Siebelなどに特化した製品を扱っている。また、ETEWatchやeBAをベースにカスタムメイドのアプリケーション用にエージェントを開発することもできるという。このため、R/3とサードパーティーアプリケーションと併用する企業の、あらゆるアプリケーションのパフォーマンスを監視したいという要望にもこたえられる。
その際、R/3とサードパーティーアプリケーションが同時にトラフィックを発生させても、R/3のトラフィックだけを補足することが可能だ。ただし、サードパーティーアプリケーションを監視するためには、1週間弱の導入期間が必要になる。
価格は最小構成で500万円からとなる予定。
関連リンク[井津元由比古,ITmedia]
