| エンタープライズ:ニュース | 2002/09/26 21:01:00 更新 |

SAS、Webレポーティングツール「IDP」を国内出荷
SASインスティチュートジャパンが、SAS環境プロプライエタリなWebレポーティングソフトウェア「SAS Information Delivery Portal」の国内出荷を10月1日より開始する。価格は779万円より。
SASインスティチュートジャパンは9月26日、SAS環境プロプライエタリなWebレポーティングソフトウェア「SAS Information Delivery Portal」(IDP)の国内出荷を10月1日より開始すると発表した。
IDPは、SASのソリューション群を使って分析したデータを、Webブラウザに配信するためのツール。表計算ソフトやワープロソフトなどのデータファイルなどを多数のユーザー向けに配信することも可能だ。
これまでSASユーザーは、個人ごとに必要とする情報の分析・抽出を行ってきた。これに対して、Webレポーティングツールは、LDAPによるユーザー/グループ管理機能を備えているため、必要な情報を、必要なところに一斉配信できるようになる。
つまり、これまでは全社レベルで情報共有しようとすれば、分析結果を配信するためのシステム構築コストが必要だったが、IDPによって、そのためのコストはかなり下げられることになる。

バランスト・スコアカードソリューションに代表されるSASソリューション群とシームレスに連携し、データを配信できる
ただし、一方で、SASのソリューションを使って高度なデータマイニングを行うのは、限られたユーザーだけという側面もある。例えば、SASユーザーの多い金融機関で、SASを利用して行うリスク分析に携わるスタッフの数はごく少数であり、それぞれが別の案件のためにデータを分析する。
このような使われ方では、情報を全社共有する必要性がない。IDPの価格は779万円からと、決して安くはなく、さらにユーザー管理や画面構成などの作り込みに伴うシステム導入コストもかかる。これを前提をすれば、既存ユーザーを販売ターゲットとする場合、その使い方別に顧客情報を洗い直す必要があるだろう。
一方、新規ユーザー向けには、IDPが稼動する前提となるSASシステム8.2導入と同時にシステム提案していく見込みだ。
今後1年間に100サイトへの導入を目指す。
関連リンク[井津元由比古,ITmedia]
