エンタープライズ:ニュース 2002/10/09 21:12:00 更新


NTTグループ、マルチキャスト衛星通信システムを開発

NTTグループは、衛星通信を利用して全国どこからでもマルチキャスト集配信を可能にする「ダイレクトマルチキャスト衛星通信システム」を開発した。

 日本電信電話(NTTグループ)は10月8日、全国のどの地点からでも、衛星通信を利用して、マルチキャスト集配信が行える「ダイレクトマルチキャスト衛星通信システム」を開発したと発表した。

 このシステムは、衛星を利用することで、複数の地点から同時にハイビジョン並みの映像やIPデータを、直接配信できる。また、システムの初期導入費用などのコストを抑えるため、衛星通信装置の小型化と経済化を実現した。このため、ライブ映像やストリーミング映像などといったコンテンツ集配信サービス、企業内イントラネット、遠隔医療支援、遠隔研修サービス、電子政府、自治体災害対策システムなどへの応用が可能だとしている。また、離島・山岳地などにおける情報通信インフラに活用することで、デジタルデバイドを解消できるものになるという。

 現在、商用化が実現しているマルチキャスト衛星通信システムは、1カ所のセンターハブと、各地の小型地球局VSAT(Very small aperture terminal)で構成されるスター型のシステムが主流で、センターハブを通じて配信されていた。このため、コストやVSATからセンターハブへの通信帯域の問題などがあったが、今回発表された「ダイレクトマルチキャスト衛星通信システム」では、センターハブを介さず各地のVSATから直接、すべての情報受信地点へのマルチキャスト配信を実現し、コストなどの問題を解決した。

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[ITmedia]