エンタープライズ:ニュース 2002/12/12 19:35:00 更新


「今こそ企業はPCの更新を」と訴えるインテルの主席副社長

インテルでエグゼクティブバイスプレジデントを務めるマイケル・スプリンター氏は、日本企業の情報システム担当幹部らを前に「企業は競争優位性を確保するために、旧式のPCを捨て、最速モデルを導入すべきだ」と話した。セキュリティを切り口とし、クライアントPCの更新の重要性にを訴えていくという。

 インテルは12月12日、「ITエグゼクティブフォーラム」の開催に合わせ、プレスブリーフィングを行った。来日したエグゼクティブバイスプレジデント兼セールス&マーケティング事業本部ディレクターを務めるマイケル・スプリンター氏は企業は競争優位性を確保するためには、旧式のPCを捨て、最速モデルを導入すべきだと話した。

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セキュリティを切り口に最新PCへの更新を訴えていきたいというスプリンター氏

 2000年のドットコムバブル消失に端を発した世界経済の低迷は、企業のIT投資を抑制し続けている。しかし、2002年もインターネットのトラフィックは増加の一途で、Webサービスという新しい技術も登場している。スプリンター氏は、競争優位性を確保するために必要となるコンピューティング能力と実際に使えるIT予算のあいだには大きなギャップが生まれているとし、「企業が安価なローエンドPCを購入するのは、理にかなっていない」とさえ言う。

 また、PCのTCO(総所有コスト)は、3年ごとに更新していった方が、5年ごとの更新に比べ、25〜30%低く抑えることができるとスプリンター氏は話す。日経マーケット・アクセスによると、上場企業の平均利用年数は4年半に及んでおり、彼は「このように陳腐化したインフラで競争優位性を確保できるだろうか?」と問い掛ける。

 新しいソフトウェアの構築手法として注目されるWebサービスは、処理能力の優れた、いわゆる「リッチクライアント」を必要とする。

「仮にそうでなくとも、現在オフィスでPCがどのように使われているか考えてほしい。OutlookやWord、Excel、PowerPointのウインドウを10以上も開き、バックグラウンドではウイルスチェックのプログラムが動作している。どれがキラーアプリというのではなく、これらの環境を使いやすくしてくれる、というのが現在のキラーアプリだろう」とスプリンター氏は話す。

 セキュリティもビジネスにインパクトを与えるという理由から企業経営層の関心は高い。スプリンター氏は、現在得られる最も高いセキュリティを実現するには、Windows XPを搭載したPentium 4マシンに更新することだ、と話す。

「1990年代はPCが急成長していたので、企業ユーザーに十分な啓蒙をしてこなかったが、セキュリティを切り口とし、クライアントPCの更新の重要性について話をしていきたい」(スプリンター氏)

 インテルは、9月にカリフォルニア州サンノゼで行われたIntel Developer Forum Fall 2002で「ラ・グランデ」技術について明らかにしている。同技術は、次世代のプロセッサにセキュリティ機能を組み込み、命令の実行、メモリ、ストレージ、ネットワークなどに対する認証機構を提供するものだ。

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[浅井英二,ITmedia]