| エンタープライズ | 2002/12/13 更新 |
次なる潮流「Webサービス」を聞く
IBMのボブ・スーター氏、ノベルのデビッド・リトワック氏、そしてフィデリティ・インベストメンツのウイリアム・スタンジェル氏らに、それぞれのWebサービス戦略を統括する立場から話を聞いた。異なるシステムを容易に接続し、コストの削減と競争優位性を企業にもたらすWebサービスは、間違いなく次なる潮流だ。
Webサービスへの投資は今、節約は後
IBMのWebサービス戦略を統括するスーター氏によると、主要なWebサービス標準の定義をめぐって続いている意見の対立が、企業での普及のペースを遅らせる要因となっているようだ。この状況を打開するには、反目してばかりいる業界のライバル同士が協力する必要があるという。そして、ユーザーに対して、Webサービスへの投資が将来的に節約につながることを理解させる必要があるという。
Webサービス成功のカギは既存システムとのインテグレーションにある
デビッド・リトワック氏は、これまでの幾つかの技術革命体験について語る。同氏は1980年代のPC革命、1990年代初期のクライアント/サーバブーム、そして1990年代後期のWebの熱狂的流行の最前線で製品開発に従事した。パワーソフト在籍時、同氏は当時最も人気の高かった開発ツールの1つである「PowerBuilder」でクライアント/サーバ革命を推進した
Webサービス導入で金融サービスを牽引するフィデリティ
フィデリティ・インベストメンツのウイリアム・スタンジェル氏は、毎日、何十億ドルもがやり取りされるエンタープライズネットワーク/アプリケーションを統括する。同社は米国を代表する投資信託会社であり、使用するシステムの基盤となるデザインを担当するスタンジェル氏は、Webサービスへ巨額の投資を行うことにためらいを見せない
賢者への言葉「分散化」
技術アナリストのケビン・ウェルバック氏に言わせると、次の10年間で、中央集権型コンピューティングは歴史の中に葬られるという。ウェルバック氏は、中央集権型は、複雑性や、インターネットやWebサービスといった次世代の分散型に対応するには拡張性が十分ではないとみている。
