エンタープライズ:ニュース 2003/01/09 18:21:00 更新


ブレードサーバのレンタルサービスを展開するトラストガード

トラストガードは、ブレードサーバのレンタルサービス「TrustGuard.NET」を開始している。1日単位で利用できることや、OSレベルで利用者が自由にアプリケーションを利用できることなどが特徴となっている。

 トラストガードは、ブレードサーバのレンタルサービス「TrustGuard.NET」を2002年末の12月26日から開始している。TrustGuard.NETは、ブロードバンドタワー(BBタワー)が運営するインターネットデータセンター(IDC)にトラストガードのブレードサーバ 「TrustGuard/iSV」を500台設置し、BBタワーとブロードバンド・エクスチェンジ(BBX)のバックボーンに接続、ブロードバンドサービス事業者に提供するもの。重いコスト負担となるサーバ機への新規投資を抑えることができるとして、同社の渡辺誠社長はアピールしている。

 一般的なレンタルサーバと比較した同サービスの特徴は、1日単位でサーバを利用できること。コンテンツを提供する事業者は、キャンペーンなどによって特定の日にトラフィックの急増が見込まれるようなケースにも柔軟に対応できる。

 また、利用者にはOS自体が与えられるため、必要なアプリケーションを自由に利用することができる。さらに、root権限も与えられるため、利用者以外は、トラストガード側の管理者もデータにアクセスできないように設定することが可能になる。

 さらに、需要の多い利用形態については、「データセンター引越しパック」「ダウンロード専用サービス」「Webキャッシュ/ストリーミングサービス」「超並列グリッドサーバサービス」の4サービスを展開する。例えば、データセンター引越しパックを利用することにより、事業者はデータセンターを移行するときに、サービスを停止させる必要がなくなり、さらに、テンポラリサーバを購入する費用を抑えることも可能になるとしている。

 TrustGuard/iSVブレードは、プロセッサはPentium III 500MHz、256Mバイトのメモリ、20GバイトのHDDを搭載している。また、100Mbpsのネットワークポートを2ポート装備し、500ブレードをフル稼働させることで、最大100Gbpsのリアルトラフィックを発生させることができるという。

 TrustGuard.NETのサービス料金は、最少構成であるベースキットで、1台月額2万円、1日1000円、100台1日8万円からとなっている。

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[ITmedia]