| エンタープライズ:ニュース | 2003/01/20 16:38:00 更新 |

NEC西垣社長が退任、後任はNECソリューションズの金杉氏
NECは同社の西垣浩司社長が退任すると発表した。後任には、NECソリューションズ社長を務める金杉明信氏が就任する。
NECは1月20日、都内で記者発表会を行い、同社の西垣浩司社長が退任すると発表した。後任には、NECソリューションズ社長を務める金杉明信氏が就任する。なお、西垣氏は、副会長として今後も同社の経営に関わっていく。この役員人事は3月26日付けで実施される。

新社長に就任した金杉氏。急な決定に発表会を通して表情は硬かった。
西垣氏は、2003年度に同社が黒字化するメドがついたことや、健康上の問題を退任の理由に挙げている。だが、金杉氏は同日に急遽就任要請を受け「突然のことに戸惑っている」と話していることからも、必ずしも計画的な人事異動ではないようだ。そのため、何らかの社内的なトラブルが理由になったのではないかという見方も有力になっている。2002年12月3日には、西垣氏の経営方針を批判した同社元会長で相談役の関本忠弘氏が、臨時の取締役会で解任されるなど、同社の経営トップの体制は不安定な状態になっていた。
金杉新社長は、「(突然の人事に)まだ抱負も持っていない」と話す一方、NECソリューションズ社長を3年間務めた経験を生かし、強みを持つオープン環境でのミッションクリティカルシステムのインテグレーションをグローバル展開すると述べた。また、ブロードバンドの普及に伴い、通信とサービスの融合を推進する新しい成長戦略にも引き続き力を入れるとしている。新社長として金杉氏を推薦した西垣氏によれば、「理系出身でありながら、米カリフォルニア州立大で経営学修士を取得しており、ビジネス的な視点もある」という。金杉氏自身は、「自然体でベストを尽くす」ことを人生観としており、部下の長所を伸ばす経営スタイルを取っていきたいと述べた。
2期4年の任期を終える西垣氏は、最も印象に残った出来事として「半導体事業の分社化」を挙げた。

西垣氏もすっきりしない表情。
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[怒賀新也,ITmedia]
