| エンタープライズ:ニュース | 2003/02/27 09:44:00 更新 |

リバーストーンが「ポート密度とポート単価」を特徴とするレイヤ3スイッチを投入
リバーストーン・ネットワークスは、企業バックボーンネットワークやワイヤリンググローゼットをターゲットに、高いポート密度を実現したレイヤ3スイッチ、「ES 10170」を発表した。
リバーストーン・ネットワークスは2月26日、企業バックボーンネットワークやワイヤリンググローゼットをターゲットとしたレイヤ3スイッチ、「ES 10170」を発表した。同社はほぼ1年前に、コンパクトなレイヤ3スイッチ「ES 500」をリリース済みだが、こちらはメトロエッジおよび企業内の部門ネットワークなどが対象エリアとなる。
リバーストーン・ネットワークスは主に、メトロエリア向けルータ「RSシリーズ」で知られてきた。軸足は引き続きキャリア向け製品に置くというが、今後は企業向けにも製品を展開していくという。
「これまでリバーストーンは一貫して、“メトロエリア向けルータ”にフォーカスしてきた。しかし最近では、一般企業にとってもネットワークがライフラインになっており、高い信頼性が求められている。そこで、キャリア向けに提供してきた筐体をベースに、必要な機能のみに絞ることで、コストパフォーマンスに優れ、高い信頼性を備えたプラットフォームを提供する」(同社代表取締役社長、中村稔氏)。
ES 10170は、RSシリーズの筐体や機能をベースにしながら、一部手を加えたものだ。キャリア向けで培ってきた信頼性はそのままに、高パフォーマンスのレイヤ2/3機能を企業に提供するという。
したがって、同社が得意とするMPLS回りの機能やBGP/IS-ISなど、キャリア以外は必要としない機能は実装されない。だがそれ以外の部分では、VLANにはじまり、STPやリンクアグリゲーション、マルチキャスト、WREDやWFQなどのQoS、ACLや認証といったセキュリティ機能、さらにロードバランシングやSNMPベースの管理など、レイヤ2からレイヤ4に渡って必要十分な機能を、ASICおよび「RaipdOS」ソフトウェアで実現しているという。
同社がES 10170の最大の特徴として打ち出しているのが、競合他社を凌駕するポート密度とポート単価だ。ES 10170本体は、5Uサイズ、8スロットのモジュラー型シャーシで、うち1つもしくは2つ(冗長構成時)にコントロールモジュールを収容する。残りにインタフェースモジュールを搭載するが、ファストイーサネットは最大で448ポート、ギガビットイーサネットでも120ポートの搭載が可能だ。またギガビットイーサネットのポート単価は、19万9350円になるという。

RS16000に似た、「ES 10170」の筐体
モジュールは4種類が用意される。ミニRJ21コネクタで64ポートの10BASE-T/100BASE-TXを備えたモジュールのほか、ギガビットイーサネット×8ポート(SFP)、10/100/1000BASE-T×16ポート、CWDM×2ポートというラインナップだ。
もう1つ、独自の「ヒットレス・プロテクション・システム(HPS)」も、信頼性を高めるという意味で重要な機能になる。モジュールそれぞれにASICを搭載するという分散アーキテクチャにHPSを組み合わせることで、万一コントロールモジュールに障害が発生しても、トラフィック処理に影響を与えることはないという。これはまた、メンテナンス作業などによる停止時間を最小限に抑えられることにもつながる。
ES 10170の本体シャーシおよびソフトウェアなどを合わせた最小構成価格は、490万1400円から。企業のほか地方自治体や大学、病院などに幅広く提供していく。
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[高橋睦美,ITmedia]
