エンタープライズ:ニュース 2003/06/11 21:44:00 更新


日立ソフトウェアエンジニアリングが「秘文 Advanced Edition」をリリース

日立ソフトウェアエンジニアリングは、企業機密情報の漏洩防止を支援する「秘文」シリーズの新パッケージとなる「秘文 Advanced Edition」の販売を開始する。

 日立ソフトウェアエンジニアリングは6月30日より、機密情報の漏洩防止を支援する「秘文」シリーズの新パッケージ、「秘文 Advanced Edition」の販売を開始する。

 秘文は、暗号化などを通じて企業内部からの機密情報漏洩を防止するソフトウェア製品で、個人情報保護法やISMS適合性評価制度に準拠した形で、情報漏洩防止対策を取ることができるという。同社によると、金融機関や官公庁分野を中心に、既に11万ライセンスの販売実績を持つ。

 今回リリースされた秘文 Advanced Editionでは、PCの盗難対策や外部メディア持ち出しに対する暗号化などの機能を強化したほか、ActiveDirectoryとの連携におり、会社組織や階層の概念をユーザー管理に組み入れることが可能になった。また、企業、部署ごとにセキュリティポリシーを統制、配信することもできる。

 製品そのもののコンポーネント化も進み、顧客のポリシーに沿って、必要な機能ごとに導入できるようになった。

 秘文 Advanced Editionには、ローカルディスクの暗号化機能などを提供する「秘文 Advanced Edition Information Cypher(AE IC)」のほか、共有フォルダの暗号化やアクセス制御を実現する「秘文 Advanced Edition サーバ」、リムーバブルメディアによる持ち出しを制御する「秘文 Advanced Edition Information Fortress(AE IF)」、ローカルデータをサーバへ強制移動させる「秘文 Advanced Edition Information Gather(AE IG、仮称)」などのラインナップがある。

 価格は、秘文AEサーバが30万円から、秘文AE ICは1クライアントライセンスにつき1万円から。まず6月30日より秘文AE ICが出荷され、残りの製品は8月25日に出荷が開始される予定だ。

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[ITmedia]