エンタープライズ:ニュース | 2003/07/17 21:11:00 更新 |
ウイルス対策のプロにヤシの実ぶつけて高得点!──というウイルス
ソフォスはこのほど、実行ファイル型ウイルス「W32/Coconut-A」について報告した。
実行すると、Windowsアドレス帳内の全宛先に「The Coconut Game」というSubjectでメールを送信。メールには自身のコピー「coconut.exe」を添付して被害を拡大しようと試みる。
同ウイルスはさらに「Coconut Shy」というゲームプログラムを起動する。表示された人物にココヤシの実を当てると得点、という単純なものだが、相手は英Sophosシニアテクノロジーコンサルタントのグラハム・クルーリー氏と、ハッカーとされるベルギー人フラン・ドゥバエール氏。ヤシの実は3個与えられ、クルーリー氏に当たれば2点、ドゥバエール氏に当たれば1点を獲得できる。
その後、ウイルスはシステム内の「6−(得点)」個のファイルに感染する。つまりクルーリー氏に3回とも当てることができれば感染は免れる、ということになる。最後にはご丁寧に、得点と感染ファイル数を記したメッセージボックスも表示してくれる。
ソフォスによると、感染被害は報告されていない。
関連リンクソフォス「W32/Coconut-A」
ソフォス
[ITmedia]