特集
2003/12/17 16:55:00 更新


特集:第2回 Cosminexus Developerのインストールと基本操作を知る (1/3)

特集第2回目では、プラットフォーム「Cosminexus」の開発コンポーネントを取り上げ、具体的な環境構築と基本操作を解説していく。

 Java特集「Cosminexusで始める業務指向スタイル開発」の第1回目「Webアプリケーション開発、運用プラットフォームCosminexusを知る」では、Cosminexusの製品概要について紹介しました。今回は、インストールを通してコンポーネント構成と、基本操作についてを解説していきます。次回第3回の実践的なプログラミング手法解説を控え、今回は基礎的な操作を把握しておくのがポイントとなります。

 「Cosminexus Version 5」のアプリケーションサーバには、実行環境「Cosminexus Application Server」開発環境「Cosminexus Studio」開発環境とデバッグ用の実行環境「Cosminexus Developer」があります(概要詳細は、第1回目を参照)。今回は、プログラム作成とデバッグを同一環境で行えるコンポーネント製品「Cosminexus Developer」をクローズアップします。

 なお、Cosminexus Developerについては、無償で利用可能な評価版が用意されています。インストール時や起動時に評価版であることを示すダイアログが表示されるなど、この記事で紹介する画面とは多少異なりますが、基本的操作はそのままです。実際の操作を試したい人は、下記のメールアドレスまでお問い合わせください。

Cosminexus評価版申し込み先
cosminexus-s@itg.hitachi.co.jp

記事で解説する環境構築の流れ

 Cosminexus Developerの対応プラットフォームとして用意されているのはWindows版のみです。1台のマシンに開発環境とデバッグ用の実行環境を構築しましょう。インストールするマシンスペックとしては、メモリ量512Mバイト以上(832Mバイト以上推奨)、空きディスク容量が900Mバイト以上が必要です。この記事では、次のようにインストール課程を紹介します。

1. Cosminexus Developerのインストール

2. Borland JBuilderのインストールとセットアップ

3. Cosminexus Page Designerのセットアップ

4. Cosminexus Application Designerのセットアップ

5. 実行(デバッグ)環境のセットアップ

 Cosminexusの実行環境では、JSP/サーブレットまでを実行するサーブレットエンジンモードと、加えてEJBが実行可能なJ2EEサーバモードがあります。今回はサーブレットエンジンモードで紹介しましょう。

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[小泉直弘,ITmedia]

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