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2004/01/15 21:18:00 更新

ガートナー、パソコンの世界および米国市場の暫定値発表
ガートナージャパンデータクエストは、PCサーバを含めた2003年世界パソコン市場の暫定値調査結果を発表した
ガートナージャパンデータクエストは1月15日、PCサーバを含めた2003年世界パソコン市場の暫定値調査結果を発表した。ベンダー出荷台数は1億6886万台、対前年成長率10.9%増となっている。また、同年第4四半期(10〜12月期)の出荷台数は約4838万台となり、対前年成長率12.0%と健全な成長を示したとしている。
要因は、安定した個人需要、ノートPC市場の高成長、価格低下の3点。企業向け市場もプラス成長を示しているが、上昇スピードは緩やかなペースに留まっている。米国市場で、企業ユーザーはIT投資に対し依然として慎重な姿勢をとっているが、下半期における購入は漸増を示しているという。
ベンダー別の内訳で、Dellは2003年世界市場出荷台数で1位となったが、2003年第4四半期の出荷台数では、Hewlett-Packard(HP)が1位を獲得した。HPが四半期出荷台数で1位になったのは、2002年第4四半期以来。米国の個人市場に強く注力していることと、欧州、中東、アフリカ地域での成功の2点が要因。例年、第4四半期は個人需要が高まる時期だが、Dellは世界個人市場では比較的知名度が低いため、第4四半期は同社にとって弱い時期であるとガートナーデータクエストでは分析している。

ガートナー データクエストは、2003年は世界的に、PC産業と家庭用電化製品産業が相互に本格的な競合を開始した年と位置づける。同社のコンピューティング・プラットフォーム・ワールドワイド・グループ、バイス・プレジデント、チャールズ・スマルダーズ氏は、「大手PCベンダー数社が自社の製品ラインアップとして、Media Center PCなどパソコンと家電を接続、融合する商品や、液晶TVなどの家電製品をもって家電分野に進出したことにより、2003年第4四半期はこれらベンダーにとって転換期になった。」と話している。
また、同グループで日本のパソコン市場を分析する蒔田佳苗主席アナリストは、「このような動向は日本では珍しいことではない。2003年には、個人向けデスクトップモデル出荷台数の半数以上にTVチューナー、録画機能が内蔵され、比較的安価な製品にもAV機能が搭載されている。また、TVを含めたAV機器をパソコンに接続して使用する用途提案も積極的に行ってきた。背景として、米国の大手パソコンベンダーとは異なり、日本のベンダーの多くが従来総合電器メーカーとして家電製品を提供していることや、他社のパソコン製品との商品差別化の一環として、得意とする家電製品や技術との連携に早くから注力してきたことなどが挙げられる。」と話している。
また、これまで日本特有とみなされていた市場動向が海外におけるノートPCの需要増加やデスクトップPCの小型化と同様、市場占有率1位の米国市場でも見られるようになったことは、日本パソコン市場における製品動向が、海外市場に先駆けていることを改めて浮き彫りにしたと加えた。日本のパソコンベンダー以外で家電分野に参入した大手ベンダーとして、Dell、HP、Gatewayが挙げられた。
米国市場は?
一方、2003年米国のパソコン市場は、主要ベンダーによる個人市場での高い需要とベンダーの注力により、市場全体で出荷台数が約5770万台、対前年成長率12.4%の増加となった。米国市場上位ベンダーの中で、DellとHPだけが市場平均以上の成長率を示している。

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