ケーススタディ
2004/04/05 01:18 更新


ロッテの全商品を対象に構築されたSCMシステム、在庫削減を追求する

ロッテは、全商品を対象にしたSCM最適化のために、マニュジスティックスジャパンの需要予測モジュールを採用したことを明らかにした。ロッテでは、在庫、物流費、廉売損などの削減や、市場の変化に迅速に対応するシステムの構築を目指す。稼動開始は2004年秋の予定となっている。

 ロッテは、全商品を対象にしたSCM最適化のために、マニュジスティックスジャパンの需要予測モジュールを採用したことを先週明らかにした。ロッテでは、在庫、物流費、廉売損などの削減や、市場の変化に迅速に対応するシステムの構築を目指す。稼動開始は2004年秋の予定となっている。

 ロッテでは従来から、物流拠点の統廃合や、組織改革による需給体制の統一などの取り組みを行ってきたという。そして、さらなる在庫削減のためには、需給最適化の起点である販売計画の精度を抜本的に改善する必要があった。だが、変化の激しい市場環境や消費者の嗜好の多様化などにより、販売計画のベースとなる需要を正確に、しかもタイムリーに予測することは困難という。

 ここでロッテは、需要予測精度の向上を図るため、実際の出荷データをもとに複数の製品で予測精度の検証を行い、比較した結果、マニュジスティックスのソフトウェアの導入を決めた。ロッテとマニュジスティクス両社が事前に算出した投資対効果の結果も評価したとしている。

 マニュジスティックス選定の理由は、予測エンジンの精度のほか、販促、商品改廃の影響を定量化でき、効果分析が可能なこと。また、その結果を将来の計画に反映させることにより、さまざまな条件で複数案のシミュレーションを実行できること、システム自体の学習機能によって、予測精度が時間と共に向上し、担当者のノウハウが蓄積、共有されることなどが挙げられた。

 ロッテは、製品導入に合わせて、計画サイクルや組織の業務分担を見直すなど、業務改革にも取り組む。例えば、需要計画のサイクルを月次から週次に変更することで、市場の変化に柔軟に対応するした計画を立案する。また、これまで営業部門が行っていた業務のうち、既存製品の計画業務を全て生産部の需給部門に移管し、営業部門は新製品の計画に注力し、販売力の強化につなげる。

 同社は、これらの取り組みにより、製品在庫を10%削減し、物流費や廉売損を低減することを目標に掲げている。

関連リンク
▼マニュジスティックス・ジャパン
▼ロッテ

[ITmedia]

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