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2004/04/15 19:50 更新


PGP、Symantecと手を組み企業向けソリューションを提供

米PGPと米Symantecは、企業向けの電子メールセキュリティソリューションを共同で提供していくことを発表した。

 米PGPと米Symantecは4月14日、企業向けの電子メールセキュリティソリューションを共同で提供していくことを発表した。

 電子メールに暗号化機能を提供するPretty Good Privacy(PGP)製品群は、かつて米Network Associates(NAI)に買収され、その一部門となりながら、2年前に販売が中止されていた(2002年3月の記事参照)。2002年8月には新たに設立された米PGP CorporationがNAIより一連の製品群を買い取り、販売を行っている。

 PGPはこのたび、Symantecと手を組んで、電子メールを多層的に保護するためのソリューションを提供していく。具体的には、電子メールの暗号化と電子署名を行うセキュリティサービス「PGP Universal」に、Symantecが提供するAntiVirus Scan Engine(スキャンエンジン)を組み込む。これにより、電子メールにウイルスが含まれていないかどうかをチェックした上で暗号化し、安全にメッセージのやり取りを行えるようになるという。

 AntiVirus Scan Engineを組み込んだPGP Universal 1.2は、この市販期中に出荷される予定だ。またPGPのWebサイトではベータ版が入手できる。

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