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2004/05/26 08:48 更新


MS推進のWS-Federation、ベンダー6社の協力でデモ

米Microsoftは5月25日、IBMやRSA SecurityなどのID管理製品ベンダーとともに、Webサービス仕様に基づくIDフェデレーションのデモを行い、各社のID管理技術がどのように相互運用できるかを示した。

 米Microsoftは5月25日、カリフォルニア州サンディエゴで開催のTechEdで、IBMやRSA SecurityなどのID管理製品ベンダーとともに、Webサービス仕様に基づくIDフェデレーションのデモを行った。

 デモにはMicrosoftのほかIBM、Netegrity、Oblix、OpenNetwork Technologies、Ping Identity、RSA Securityが参加。WS-Federation仕様により、各社のID管理技術がどのように相互運用できるかを示した。

 WS-FederationはID、アカウント、属性、認証のセキュアな連携のための技術要件を規定した仕様。IBMとMicrosoftは2002年7月に共同白書を発表、同仕様の推進で協力関係を保っており、昨年、両社製品間での相互運用のデモを実施済みだ。

 IBMとMicrosoftはWS-Federationを推進しているが、業界ではWebサービスの業界標準確立に向けた取り組みが競合し、複雑化することをを懸念する声も出ている(7月10日の記事参照)。