通話料定額で内線をau携帯に置き換え〜KDDI

内線をau携帯に置き換えるソリューション「OFFICE WISE」が登場する。ビル内に独自の携帯用小型アンテナを設置することで、通話を内部のネットワークで完結させ、定額料金での内線通話を実現した。

» 2004年06月02日 16時57分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 KDDIは6月2日、携帯電話をオフィス内の内線電話に置き換えるソリューション「OFFICE WISE」を11月30日から提供すると発表した。内線番号にかけると携帯につながり、屋外にいる場合も内線電話が自動的に転送される。従来からある固定内線電話との混在も可能。

 オフィス内の内線としての通話は、月額945円の定額料金で利用できる。初期導入コストは1000台契約の場合で1000万円強程度。

 auのcdmaOne、CDMA 1X、CDMA 1X WIN方式の一般の携帯電話を利用できる。1000台以上の契約を持つ法人が対象。東京地区からサービスを始め、名古屋地区、大阪地区にも拡大していく。

オフィス内に独自アンテナ設置

 OFFICE WISEは、オフィス内に小型のアンテナを独自に立てることで通話料定額を実現している。アンテナはOFFICE WISEの収容装置を介して、ビルのPBXに接続される。内線通話の場合、au網や一般回線網を使わず、社内のPBXおよびOFFICE WISE網だけで通話ができることになる。

 今回はデータ通信には対応しておらず、メールやWebなどは屋外の携帯電話の基地局に接続することになる。

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