AIMにビジネス会議サービス追加

» 2004年06月10日 14時50分 公開
[IDG Japan]
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 米America Online(AOL)は6月10日、AIMインスタントメッセージサービスへのオンライン会議機能と音声会議機能の追加を発表する。同時に、これら機能を備えた新スイート「AIM Business Services」をアナウンスする見通しだ。

 新製品には、ビジネスユーザーにとってのAIMの魅力を高めようという狙いがある。AOLでAIMネットワークサービス担当上級ディレクターを務めるブライアン・カリー氏は、「ここ数年でAIMネットワークは、特に職場環境で爆発的に拡大した。職場のコミュニティーに向けてツールとサービスを発表する理由はそこにある」と説明している。

 新サービスの名称は「AIM Web Meetings」と「AIM Voice Conferencing」。それぞれ専門企業との提携の下で提供される。オンライン会議サービスに関してはWebEx、音声会議サービスについてはLightbridgeがパートナーだ。

 だが、アナリストの中には、新機能はIT部門の頭痛の種になるかもしれないと指摘する向きもある。Forrester Researchのネイト・ルート氏は、「非常に前向きな発表だ」と評価しつつも、多数の従業員が勝手にAOLの新サービスを使い始め、会社に後で請求書が送られてくるといったことになれば、企業IT部門は困ったことになるだろうと指摘している。

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