HP、Linuxクラスタ新技術採用のファイル共有製品

» 2004年06月24日 08時39分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は6月23日、Linuxクラスタの新技術を使ったファイルLustre製品「StorageWorks Scalable File Share」 (HP SFS)を発表した。標準的なクラスタに比べて最大最大100倍の帯域幅を提供できるとうたっている。

 HP SFSは、同社のProLiantサーバとStorageWorksディスクアレイで構築。サーバとストレージで構成されるクラスタを通じ、分散しているファイルで同時平行的に帯域幅を共有できる。

 新Linuxクラスタリング技術の「Lustre」は、HPと米エネルギー省、Cluster File Systemsが共同開発。帯域の出入力ボトルネックを解消し、分散された大量のファイルシステムに個別にファイルをコピーする手間が省けるとHPは説明している。

 Lustreプロトコルは、エネルギー省のパシフィックノースウェスト研究所(PNNL)などでLinuxクラスタに導入済みだが、商用の研究製品に採用するのは今回が初めてだという。

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