インテンシア、新経営方針でチャネル販売拡大へ

Intentiaはストックホルムで、新規経営計画の第一段階について発表した

» 2004年07月06日 18時16分 公開
[ITmedia]

 スウェーデンの中堅企業向けERPベンダーとして知られるIntentiaは7月2日にストックホルムで、新規経営計画の第一段階について発表した。同計画は、5月にCEOに任命されたバートランド・シアード氏が、収益性の高い企業への成長を目指して発表したもの。

 経営計画の主な項目は、「2004年第4四半期までに経営利益を確保」「チャネル販売の拡大」「組織の合理化」の3点。

 同計画は、コスト削減、顧客満足度の向上、迅速かつ高品質な新製品の市場への投入、中堅企業向けエンタープライズアプリケーション市場でのリーダーシップ強化を目的としているという。

 同社は、米国、中国、日本を中心に、新規顧客へのマーケティング活動を強化する。また、既存顧客をターゲットにアプリケーション提供や保守サービスの収益の拡大にも力を入れる。

 また、同社はこれまで、主力の「Movexエンタープライズ・ソリューション」を直販するケースがほとんどだったが、今後はチャネル戦略を打ち、北欧におけるステータスと同様に世界市場でもMovexを売り込みたい考えだ。最初の取り組みとして、MovexのOEM提供を行う考えで、販売、導入パートナーを積極的に探すとしている。

 経営計画以外では、元インテンシアR&D社長であるヨハン・バーグ氏が、エグゼクティブバイスプレジデントに任命されたことも併せて明らかにされた。

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