salesforce.com、CRMサービスを「Summer '04」にアップグレード

» 2004年07月22日 09時40分 公開
[ITmedia]

 ASP型CRMソフト企業の米salesforce.comは7月21日、小規模な部門から数千人規模の部門まで、幅広い顧客層を狙ったオンデマンドCRMソフト「Enterprise Edition 2.0」を含む「Summer '04」製品群をリリースした。

 ASPモデルを採用しているため、顧客は追加料金なしでSummer '04に移行。Summer '04では、カスタマイズ性を強化し、標準タブ名の変更、フィールドのカスタマイズ作成などの機能を加えた。また、MicrosoftのOutlookやOfficeといった主要アプリケーションとの統合を容易にするなど、100以上の新機能が含まれている。

 Enterprise Edition 2.0は、VLO(very large organization)アーキテクチャを備え、オンデマンドCRMサービスを大規模に導入したい顧客のニーズに対応。マルチテナント型の設計を採用したことで、コンピューティングリソースの最適化を図りながら、各組織がセキュアな仮想データベースを保有できる。また、キャッシュサーバが全組織・ユーザーのプリファレンスを保存し、大規模な組織であっても瞬時にカスタム版のページを表示してくれる。このほか、カスタマイズ、統合、多言語サポートなどの分野で新機能が加えられている。

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