プライベートSOCを作ろう――住友商事ら3社が支援サービス

住友商事と住商エレクトロニクス、ラックの3社は共同で、Private SOCの設計、構築や運用を支援するサービスを提供する。

» 2004年07月22日 22時18分 公開
[ITmedia]

 住友商事と住商エレクトロニクス、ラックの3社は7月22日、企業独自のセキュリティ監視運用センター(Private SOC)の構築や運用を支援するサービスを共同で提供することを発表した。サービス開始は7月下旬の予定だ。

 ワームの蔓延や不正アクセス、内部からの情報漏洩といったさまざまなインシデントに迅速に対応し、セキュリティ対策を推進していく上で、自社内で運営するセキュリティオペレーションセンター(SOC)は大きな役割を担う。しかしながら、このPrivate SOCを立ち上げ、さまざまな情報を収集、分析して適切に運用していくには相応のノウハウと労力が必要だ。

 このたび3社が提供するサービスは、この部分を支援するもの。住商エレクトロニクスが提供するArcSightのセキュリティマネジメントシステムによって、ファイアウォールやネットワーク機器が生成するログを収集、分析する仕組みを作り上げ、少ない労力で不審な兆候を把握できるようにする。

 万一そうした動きが確認された際には、ラックが対処方法を助言する。必要に応じて、ラックの技術者を常駐派遣して監視代行を行ったり、顧客企業のセキュリティ要因の教育、育成などを行う。また住友商事では、その他のセキュリティ機器やサービスを顧客のニーズに合わせて提供し、顧客企業の環境に応じた最適なPrivate SOCの設計から構築、運用までを支援していく。

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