Intel、2007年にはXeonとItaniumのソケットを共通化

Intelのサーバ向けプロセッサXeonとItaniumが、2007年までには共通のソケットに取り付けられるようになる。しかし、ソケットの共通化によって、Xeonが市場から姿を消し始める可能性がある。(IDG)

» 2004年07月30日 08時10分 公開
[IDG Japan]
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 Intelのサーバ向けプロセッサXeonとItaniumが、2007年までには共通のソケットに取り付けられるようになる。Intelの欧州サーバマーケティング担当マネジャーのアラン・プリーストリー氏が確認した。ただし、これによってXeonが消滅する可能性がある。

 システムビルダーやリセラーは、在庫を小さくしてコストを引き下げることが可能になる。そしてエンドユーザーは、低価格化という形で恩恵を受けるはずだが、2種類のプロセッサ間に価格差は残るだろう。システムベンダーは機能とソフトを追加して、価格差を維持し、利益率を高めようとする可能性が高い。

 Intelのエンタープライズ製品グループ担当マルチプロセッサマーケティング担当ディレクター、ジェイソン・ワックスマン氏によると、顧客はかねてから統合されたシステムを求めている。そうすることでローエンド寄りの製品、今回の場合ではXeonが、従来通りに行けば市場から姿を消し始めることになる。

 EETimes紙は、Xeonにとっては終わりの始まりかもしれないと予測。しかしプリーストリー氏は、Xeonの提供を今後も続けるとしている。「まだNT4を走らせ、その設定で動作可能なプラットフォームを求める声がある。市場は2つのプロセッサをサポートするのに十分な規模がある」

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