SCO Forum 2004で次期OpenServer「Legend」などを披露

» 2004年08月03日 10時10分 公開
[IDG Japan]
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 米ラスベガスで8月3日まで開催のSCO Forum 2004では、SCO Groupの現行戦略などに出席者の関心が集まっているようだ。

 SCOは戦略の一環として、リリース予定の製品の一部を発表。コードネームでLegendと呼ばれるOpenServer次期リリースを開発者向けに初めて披露する。Legendのプロジェクトは昨年のSCO Forumで明らかにされたもので(関連記事参照)、2005年3月までに出荷の見通しだ。Legendは、SCO OpenServer顧客が利用できるアプリケーションを増やし、OpenServerとUnixWare環境で利用するシングルアプリケーションの開発に向けて、新たな開発環境を含むものになるだろう。また、対称マルチプロセッサや負荷分散の要件を満たすため、パフォーマンスやスケーラビリティを強化している。

 また、「SCOoffice Server 4.1」最新版の出荷も発表。これはMicrosoftのExchange Server 2003の代替となる中小企業向けの電子メール・コラボレーションサーバ製品だ。

 このほか、SCO Developer Networkの新機能として「SCO Marketplace Initiative」も発表している。このプログラムの下、SCO UNIXプロジェクト関連のカスタマイズ開発作業を検討中の顧客は、オンラインの入札プロセスを利用して開発者からの入札を受け付けられるようになる。SCO Marketplace Initiativeは年内に立ち上がるという。

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