東芝ソリューション、自律型コンピューティング対応のクラスタソフト発売

東芝ソリューションは、自律型コンピューティングに対応した統合クラスタソフトウェア「DNCWARE ClusterPerfect EX」の新バージョン8.1を販売することを明らかにした

» 2004年09月01日 20時54分 公開
[ITmedia]

 東芝ソリューションは9月1日、自律型コンピューティングに対応した統合クラスタソフトウェア「DNCWARE ClusterPerfect EX」の新バージョン8.1を、同日から販売することを明らかにした。

 DNCWARE ClusterPerfect EXは、大規模システムやサーバ統合に適した自律型コンピューティング対応の統合クラスタソフトウェア。自律型コンピューティング機能とHA(ハイ・アベイラビリティ)クラスタ機能を提供し、システムの可用性を高める。

 自律型コンピューティング機能では、システムの負荷に応じて稼動サーバ数を自動的に増減させる「ワークロードプロビジョニング」、障害予測時や障害発生時に予備サーバ群から代替サーバをセットアップし、障害サーバを自動代替する「HAプロビジョニング」機能が提供される。

 また、HAクラスタ機能では、障害が発生したサーバを速やかに待機サーバに切り替えることにより、業務の継続を可能にできるという。

 リリースされたバージョン8.1は、対応ミドルウェア、ハードウェアを拡充することで、高可用ソリューションの適用領域を拡大。ワークロード・プロビジョニングのサポート環境では、「Citrix MetaFrame XP Presentation Server FR 3」および「Citrix MetaFrame Presentation Server 3.0」に対応し、MetaFrameを用いたシステムの導入期間の短縮、サーバリソースの有効活用を図ることができる。

 また、「Nortel Networks Alteon Application Switch」「IBM BladeCenter Nortel Networks Layer 2-7 GbE スイッチ・モジュール」をサポートすることで、対応ロードバランサを拡充するという。

 さらに、フェールオーバー対象ミドルウェアも強化。DNCWARE ClusterPerfect EXはサーバ統合に適したクラスタソフトウェアで、さまざまなミドルウェアの稼動状態を監視、障害を検出すると自動的に待機系サーバにフェールオーバーする。

 今回、新たに以下のミドルウェアをサポートする。

  • IBM DB2 Universal Database 8.1 Database Partitioning Feature
  • IBM Lotus Notes/Domino 6.5
  • IBM Tivoli Enterprise Console 3.9、Tivoli Monitoring 5.1.2
  • IBM WebSphere Application Server Network Deployment 5.1
  • IBM WebSphere MQ 5.3
  • Oracle Database 10g
  • PostgreSQL 7.1 / 7.2 / 7.3 / 7.4

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ