HP、製品の値引きめぐりリセラーを提訴

» 2004年09月03日 07時26分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は9月2日、リセラーのCapital City Microが虚偽の報告でHP製品を値引きさせたとして、値引き分の返還などを求めてテネシー州の連邦地裁に提訴したことを明らかにした。

 訴えられたのはCapital City Microと飲料卸会社のP & E Distributing。HPの訴状によれば、Capital City MicroはHPとCompaqの製品をP & E Distributingに販売するチャンスがあるが、契約獲得のためにはHPから大幅に値引きしてもらう必要があるとHPに持ちかけた。しかし実際にはこれら製品はP & E Distributingに販売されず、Capital City Microが販売認可を受けていない企業や個人に売り渡したとされる。

 HPはCapital City Micro側に詐欺行為と契約違反があったと主張、値引き分860万ドルの返還などを求めている。同社はこの取引があった2001年と2002年当時、HPとCompaqの公認リセラーだったが、HPは問題の発覚を受け、同社との関係を打ち切ったという。

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