MS、SP2配布のタイミングをコントロールするツールを公開

マイクロソフトは、Windows Updateや自動更新機能によるWindows XP Service Pack 2の配布を一時的に停止させる方法を公開した。

» 2004年09月03日 23時43分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは9月2日付けで、企業内でWindows XP Service Pack 2(SP2)の検証が済むまで、Windows Updateや自動更新機能による配布を一時的に停止させる方法を公開した。

 Windows XP SP2では多くのセキュリティ機能が追加されているが、それだけに、既存のアプリケーションの挙動に影響を与えるケースが懸念されている。今回提供されるツールは、企業としての検証作業が終わるまでの間、エンドユーザーが勝手にSP2を適用することのないよう、配布を一時的に無効にするためのものだ。

 マイクロソフトでは、SP2配布のタイミングをコントロールする方法として3つの方法を推奨している。1つめは、SUS(Software Update Service)/SMS(System Management Server)2003を利用すること。2つめはActive Directoryのグループポリシーを用いる方法で、同社はそのためのADMテンプレートを公開している。そして3つめの方法が、今回公表されたツールを利用することだ。

 これらの手法によってSP2の自動配布を無効にできるのは12月14日まで。

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