1分で分かるIT戦略:みずほ銀行

みずほのシステム障害はテストの重要性を再認識させることになった。

» 2004年09月06日 23時55分 公開
[岩崎史絵,ITmedia]

 2002年4月1日、日本興業銀行・富士銀行・第一勧業銀行が合併して設立された4大メガバンクの1つ。資本金6500億円、総資産額は約69兆8200億円。

 営業開始日の2002年4月1日、3行のシステム統合作業が完了せず、引き落としや振込み処理が不能となるシステムトラブルが発生、首都圏が混乱。原因はシステム結合プロジェクトの遅れによるテスト工程のスキップにあるとされている。

 同事件により、システム開発フェーズにおけるテストの重要性が改めて再認識された。同行はその1年後にも証券管理業務に関するシステム障害を起こし、金融庁が異例の立ち入り検査を実施している。

 次回は、東京三菱銀行を取り上げる。

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