Sun、2005年にOpteronブレード投入へ

» 2004年09月07日 09時17分 公開
[IDG Japan]
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 Sun Microsystemsは2005年、Advanced Micro Devices(AMD)のOpteronプロセッサとLinuxをNetraに組み込み、電気通信向けサーバとして投入する予定だ。

 このブレードシステムは2005年前半に限定数量で提供される。SunのNetraシステムおよびネットワーク製品担当マーケティングマネジャーであるマーク・バトラー氏によれば、PCI Industrial Computer Manufacturing Groupにより策定されたAdvancedTCA telecommunications equipment specificationに基づいたものになるという。

 SunはUltraSPARCとSolarisを組み合わせた、Opteronシステムと同価格帯のブレードシステムも投入予定だという。Butler氏は新しいNetraの価格と製品名については明らかにしなかった。

 「われわれは規格策定団体と長年いっしょにやってきているので、彼らの希望・要求を理解している。この分野でSPARCとOpteronを必要とする強い関心があることがわかっている」(Butler氏)

 AdvancedTCAはSunのNetra CT 410、Netra CT 810で実装されたCompactPCIを踏襲しており、物理サイズ、コネクタ、電源などを規定している。

 SunのOpteron AdvancedTCAサーバはSolaris x86またはLinuxを搭載して出荷される。キャリアグレードLinuxとしてどのディストリビューションを採用するかは明らかにしていないが、NovellのSUSE LinuxかMontaVista SoftwareのLinuxが候補となっているという。

 Opteronプロセッサが昨年11月に発表されて以来、Sunは強くOpteronを支持してきた。同社は広範囲にwたるOpteronベースのサーバおよびワークステーションを販売しており、Netraブレードに加えて8プロセッサのサーバも準備中だという。

 SunはAMDベースのブレードシステムを1製品だけ販売している。Sun Fire B100xはMobile Athlon XP 1800+を搭載しており、2003年12月に発表された。

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