NST-Japanは、データベースに対する操作を監視し、格納された情報を保護するためのソフトウェア「Chakra」の販売を開始した。
ネットワーク セキュリティ テクノロジー ジャパン(NST-Japan)は9月7日、データベースに格納された情報を保護するためのソフトウェア「Chakra」の販売を開始した。
Chakraは、韓国のWare Valleyが開発した、データベース用のセキュリティソフトウェア。データベースに対するすべての操作をリアルタイムに監視し、いつ、どのユーザーがどこから、どのテーブルに対しどういったSQL文を実行したかを把握できるようにする。
こうした抑止効果に加え、「顧客情報を10行以上取得した」「指定以外の端末から業務時間外にデータベースに接続した」などの不審なアクセスがあった場合には、即座にデータベースへの接続を遮断させたり、管理者にメールで通知するといったことも可能だ。
他の特徴としては、既存のデータベースにエージェントなどを追加する必要がないこと、パフォーマンスに影響を与える監査機能なども用いないため、極力データベースに負荷を与えることなく監視を行えることなどが挙げられる。
Chakraの価格は、監視対象のデータベース数やCPU数によるが、最小構成で300万円から。NST-Japanでは2004年度内に5億円の売り上げを見込んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.