ウェブメソッドとフレームワークス、RFIDによるSCM構築で提携

» 2004年09月13日 21時37分 公開
[ITmedia]

 物流センター管理システム(WMS:Warehouse Management System)を提供するフレームワークスと、EAI大手のウェブメソッドは9月13日、RFIDを用いたグローバルSCMの開発と、共同販売の実施に関して提携すると発表した。

 物流管理分野における入出荷管理、ピッキング、トレーサビリティ、マーケティングなどへの活用が見込まれているRFIDは、欧米や日本だけでなく世界中で利用場面を広げている。特にアジア圏は、原材料や部品、完成品の物量が飛躍的に増加する地域であることで、今後さらなる導入が進むという。こうした市場環境が両社の協業の背景になったという。

 今回の提携は、日本、中国及び韓国を中心とするアジア地域で、グローバル・サプライチェーンの構築を推進する顧客に対してRFID技術を取り込んだシステムを提供するもの。

 フレームワークスのWMSである「Logistics Station iWMS」とウェブメソッドの「ウェブメソッド・エンタープライズ・プラットフォーム(ESP)」の連携により、既存システムに手を加えることなく、個別の物流センターや企業内の物流管理に止まらず、サプライチェーン全体で継ぎ目のないリアルタイムな物流管理の実現を図る。

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