SAP、管理職向けポータル導入企業向けに新サービス

SAPジャパンは、SAPの人事ソリューション「mySAP ERP Human Capital Management (mySAP ERP HCM)」を利用中の顧客企業を対象に、「マネージャセルフサービス(MSS)ファーストステップ導入サービス」を提供すると発表した

» 2004年09月14日 19時24分 公開
[ITmedia]

 SAPジャパンは9月14日、SAPの人事ソリューション「mySAP ERP Human Capital Management (mySAP ERP HCM)」を利用中の顧客企業を対象に、「マネージャセルフサービス(MSS)ファーストステップ導入サービス」を提供すると発表した。MSSは、管理職が必要とする情報をポータルに集約することで、業務の効率化を支援するアプリケーションとなっている。

 同サービスは、SAPと顧客企業の人事担当者およびIT担当者との事前打ち合わせから、MSS導入における検証環境の構築、概要説明とデモ、フィット・アンド・ギャップ分析、および本格導入にむけた導入マニュアルの提供までをサービスとして180万円で提供するもの。

 サービスの実施期間は全工程で10日から2週間。これは、MSS導入に必要とされる平均期間の約3分の1に相当するという。従来は、変動の大きかった費用や期間を固定化して提供することで、MSSの本格導入を検討している顧客企業は、SAPの人事ソリューションを本格的に導入した場合の実運用環境を低コストで体感できるとしている。

 また、顧客企業は、導入マニュアルを参照しながらMSSを自社導入することも可能としている。

 MSSを利用することにより、企業のマネジャーは、配下の組織や部下の情報にリアルタイムでアクセスでき、承認作業も一元化できるという。人事情報の管理のみならず、部門の予算管理など、他の機能と統合して、より広範な業務に活用することも可能になっている。

 各マネジャークラスの社員がビジネス上の決断を下す上で必要な情報が集約されるため、企業は意思決定にかかる時間を短縮し、経営の迅速化を図れるという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ