NEC、モバイルIPシステムのセキュリティ機能を強化

NECは、モバイルIPシステム「UNIVERGE MBシリーズ」のセキュリティ機能を強化したと発表した。同時に、中堅・中小企業向けのエントリーモデルも追加した。

» 2004年09月15日 18時37分 公開
[ITmedia]

 NECは9月15日、モバイルIPシステム「UNIVERGE MBシリーズ」のセキュリティ機能を強化したと発表した。同時に、中堅・中小企業向けのエントリーモデルも追加した。

 UNIVERGE MBシリーズは、外出先からでも環境設定をすることなく、インターネット経由で社内LANにアクセスすることを可能にするリモートアクセス製品。IPsecを利用して安全に通信できるほか、無線LAN/PHSなどのネットワーク接続環境が変わっても、アプリケーションのセッションを維持できる機能などを備える。

 今回の機能強化では、クライアントに搭載する「「UNIVERGE MBローミングクライアント」を強化。UNIVERGE MBシリーズ経由でなければ、インターネットへ接続できないように設定可能で、私用通信を制限できるになった。

 また、セキュリティ対策を行っていないPCに対策を促す検疫ネットワークとの連携も可能になり、社内LANにノートPCを接続した際のセキュリティ対策の徹底できるという。

 今回新たに、同時接続ユーザー数25〜50のエントリーモデル「UNIVERGE MB1010」もラインアップ。大企業の部門や拠点、中堅・中小企業向けて販売する。

 同時接続ユーザ数20/50の2モデルを用意し、価格は71万9000円から。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ